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「デトックス」は、英語で「detox」と書き、「解毒」を意味します。日本では「浄化」「毒出し」といった言葉も同じような意味で使われていますが、共通するのは、体にため込んでしまった有害物質や毒素を排出することで、健康を取りもどすという考え方です。
今までの健康法は、栄養を摂る、体によいものを食べるなど、不足しているものを補うことにポイントがおかれていました。デトックスは、その逆で、摂り過ぎて体の中で余ってしまったものを処理することに着目したもの。東洋医学などでも「余分なものを出せば健康になる」という考え方は古くからありました。その点からいうと、デトックスは決して新しくはないのですが、最近、とても注目を浴びている健康法です。

「毒」とは、体に害を及ぼすものすべてを指します。残留農薬や車が出す排気ガスなども、確かに毒ですが、摂り過ぎて体にたまってしまった脂肪、体内で処理し切れなかった老廃物なども毒。活性酸素(コラム参照)も毒の 1つです。また、処理し切れずにため込んでしまったストレスも、心の毒といえます。
人間の体には、毒を処理して、便や尿、汗などとして、体の外に出す機能が備わっています。摂り過ぎてしまうと、この排出が追いつかなくなります。また、排出する力が弱ければ、毒をため込みやすくなってしまうのです。現代人の抱える心身の不調の多くは、こうしてためてしまった毒によるところが大きいといえます。毒がたまった体では、いくら体によいといわれるものを摂っても、有効に利用されません。体の持つ本来の働きを取りもどすためには、まず、デトックスで毒を出すことが大切なのです。

活性酸素とは、活性化された酸化力の強い酸素のこと。酸化とは、ものが酸素と結びつく働きをいいます。例えば、皮をむいたりんごをしばらく置くと茶色に変化したり、鉄が時間とともにさびてしまうのも酸化です。活性酸素は、毒性が強く老化や病気の原因にもなりますが、一方で、殺菌や解毒といった有益な働きもしています。人間をはじめ、多くの生物は、酸素を体に取り込み、栄養素からエネルギーを得て生きています。酸素を必要として生きている以上、活性酸素を避けることは難しいことですが、活性酸素が過剰にならないよう、おもに以下のことに気をつけ、抗酸化作用のある食品を摂りましょう(詳しくは5参照)。