虫にさされると、かゆくなったり腫れたりして不快なだけではありません。虫はときには命に関わる感染症を媒介することがあります。とくに蚊は東南アジアや 中南米ではデング熱、アフリカではマラリア、北米大陸では西ナイル熱の媒介者で、 ほかにも日本脳炎や黄熱病など、さまざまな感染症を媒介します。 こうした感染症のない地域でも、旅行中は屋外にいることが多いので、 虫よけ対策は必須です。熱帯や亜熱帯地域だけでなく、山間部にも蚊が多いので、 トレッキングなどの際は同様の対策をしましょう。
・長袖シャツ、長袖ズボンを着用し、肌が露出しないように工夫する。
・露出部分には、虫よけをスプレーしておく。
・蚊の活動が活発になる夕方や夜明けを避けて行動する。
・ロッジやテントに泊まる場合は、蚊帳(かや)をつったり、殺虫スプレーを散布する。
・防虫スプレー(現地で売っているもののほうが効く)
・殺虫スプレー(同上)
・かゆみ止め(抗ヒスタミン軟膏)
・強いステロイド軟膏
こんなものも役立ちます
・蚊取り線香
・蚊帳(かや)
かゆみ止めやステロイド軟膏を塗って対応します。ステロイド軟膏は抗炎症作用があり 炎症を抑えますが、市販薬よりも医師の処方薬のほうが効果が高いので、できれば 出発前に医師に処方してもらうとよいでしょう。また、腫れや痛みなどの症状が 強いときには、早めに医師の治療を受けるようにしましょう。
なお、旅行先で虫にさされ、帰国後に高熱などの症状が起こった場合は、 旅行先を伝えて、感染症に詳しい医師を受診してください。