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| 【お腹の張り】 |
子宮の収縮を指す。妊娠後期になると、刺激や疲れからお腹が張ることがあるが、しばらく休んでいるうちに治まるようなら心配ない。しかし、妊娠22〜37週の間に、10分以内で規則的に張る場合は、早産の可能性が高いので、急いで病院に連絡する。妊娠30週前後から時々張るのは、生理的なものである。 |
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| 【おしるし】 |
少量の血が混じったおりもののこと。お産が近くなると、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮して卵膜が子宮から少しはがれ始めたりして、出血することがある。お産が始まるサインのひとつ。個人差がある。現れるタイミングもまちまちで、陣痛が始まる前にある場合も陣痛が始まってからある場合もある。 |
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| 【おりもの】 |
妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが大量に分泌され、子宮頸管の分泌物が増加し、おりものが増えるようになる。とくに妊娠初期と末期のお産が近い時期に増える。色や臭いに変化があったり、量が増えたときは、膣炎などの可能性もあるので受診を。量が多くて不快なときは専用のシートを使用したりして、清潔を心がける。 |
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| 【過期産】 |
妊娠42週以降の妊娠を過期産(過期妊娠)と呼ぶ。分娩予定日を2週間以上超過すると、胎盤の機能が低下することがあり、胎児に影響を及ぼす。原因は胎児の頭が大き過ぎたり、骨盤が狭かったり、臍帯(さいたい)が首に巻かれていて胎児の頭が下がりにくい、有効な陣痛が起こりにくいなど。お産を促す処置をすることがある。 |
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| 【高齢出産】 |
満35歳を超えての初産は医学的に“高年初産婦”と呼ばれ、この場合の出産を、一般的に高齢出産という。胎児に染色体異常が発生するリスクは統計上、年齢とともに高くなるが、それ以外のリスクが年齢によって大幅にアップするということはない。妊娠、出産の状態は個人の体力や体質によるので、年齢で区切るのは、あくまで目安と考えた方がよい。 |
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| 【臍帯(さいたい)】 |
へその緒。胎盤から胎児のへそにつながっている。胎児は臍帯静脈を通して、酸素や栄養素をお母さんの体からもらい、臍帯動脈で二酸化炭素や老廃物を戻している。 |
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| 【産道】 |
お産のとき赤ちゃんが通ってくる子宮口、膣、外陰部を指す。これらの筋肉の道を軟産道、その外側にある骨盤の出口を骨産道という。子宮頸管が固く、子宮口が開きにくい場合などは、お産が長引くことある。安静を指示されていなければ、適度に運動し、体重が増えすぎないことで良い産道を保つ。 |
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| 【子宮頚管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)】 |
頸管の緊張が弱く、妊娠中期に、自覚症状もなく子宮口が開いてしまうことをいう。陣痛がないのに子宮口が開いて、流産や早産を引き起こしてしまうことになる。体質的なことが多いが、まれに前回の出産や中絶の際に子宮頸管が傷つき、それが原因になることもある。あらかじめ分かっている場合は、子宮口を縛る手術(子宮頸管縫縮術)を行う。 |
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| 【絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)】 |
膣炎や頚管炎(子宮の出口の炎症)により、子宮に炎症が及び、胎児を包む卵膜(羊膜と絨毛膜より形成される)まで炎症を起こしたもの。感染により早産が起こることにつながる。症状には、帯下の増加、お腹の張りなどがある。 |
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| 【静脈瘤】 |
静脈内の血液がたまり、こぶのように膨らむこと。妊娠すると腹部の大静脈が大きくなった子宮に圧迫されて、下半身の血液が大静脈に戻りにくくなる。その上、ホルモンの影響で血液壁もゆるんでくるので、足や外陰部、膣などに静脈瘤ができることがある。弾性ストッキングやサポーターを着用し、なるべく足に適度な圧力を与え、余分な血液がたまることを予防する。また、第2子、第3子の妊娠で悪化しやすい。 |
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| 【痔】 |
妊娠中になりやすいのは、おもに内痔核で、肛門や直腸あたりの静脈が、大きくなった子宮に圧迫されて、うっ血してできやすくなる。さらに妊娠中は便秘になりやすいので、裂肛(切れ痔)や痔核(いぼ痔)になることもある。市販薬の使用や医師に処方してもらうなど、便秘も含めて対処するとよい。 |
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| 【陣痛】 |
赤ちゃんを子宮の外に押し出すために、規則的に反復する子宮収縮の痛み。痛みの程度は人それぞれだが、次第に痛みが増して間隔も短くなる。陣痛が10分おきになったら、お産が始まる本格的なサイン。 |
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| 【逆子(さかご)】 |
骨盤位。妊娠週数が進み、胎児が大きく、重くなるにしたがって、頭を下にした姿勢(頭位)になるのが普通だが、逆子は、頭を上にしていること。原因には、胎盤の位置や臍帯の長さ、子宮の奇形や子宮筋腫などがある場合と考えられる。分娩時の胎児リスクを考え、原則的に帝王切開。お尻から先に進んでくる場合は自然分娩も可能だが、分娩する病院や施設による。 |
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| 【早産】 |
妊娠22〜36週までの分娩。早産になる頻度は約6〜7%である。早産の原因は多種多様だが、細菌やウイルスによる感染症が多く、子宮筋腫なども原因になる。早産の未熟児は、低体温、低血糖、感染しやすいことに加え、呼吸機能が完成されていないので、自分で呼吸ができるようになるまでは、保育器の中で生活をすることになる。 |
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| 【正期産】 |
出産予定日の40週0日を含む37〜41週でのお産。ほとんどの赤ちゃんはこの時期に生まれるが、予定日ちょうどに生まれるのは、5%程度。初産だから遅れるとは限らない。 |
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| 【前置胎盤】 |
通常、子宮底部(子宮口と反対側の奥)から体部(子宮口から子宮底までの間)につくはずの胎盤が、子宮の入り口をふさぐ形でついている状態。陣痛時には、胎児が出る前に胎盤がはがれ始め、母体の大出血のため、母子共に危険。その程度によって、お産の対応が異なり、帝王切開になることが多い。 |
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| 【性感染症】 |
性感染症には、クラミジア感染症、性器ヘルペスなどがある。妊娠中は、治療しないと流産や早産を引き起こす場合がある。また、お産のときに産道感染すると、赤ちゃんが結膜炎や肺炎にかかることもあるので、出産までにはきちんと治しておくことが大切。治療は、抗生物質を使う。 |
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| 【染色体】 |
正常な卵子や精子は、常染色体22本と性染色体1本で構成されている。いろいろな要因により、染色体に過剰や不足が起こり発生するのが、染色体異常による流産で、両親に異常があるわけではない。また、遺伝情報は、染色体に載っている。染色体にある遺伝子が関わっている病気が心配な場合は、専門家に相談をする。 |
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| 【胎芽】 |
受精卵が細胞分裂を始めてから、妊娠7週までは赤ちゃんは胎芽と呼ばれ、妊娠8週を過ぎてからは胎児といわれる。 |
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| 【胎盤】 |
胎盤は妊娠15週くらいで完成し、そのころに安定期に入る。胎盤は、子宮内膜にもぐりこんだ絨毛が発達し、子宮壁の内側に張りついたようになる。胎児への酸素、栄養供給、老廃物の回収に役立つほか、胎児の発育に必要なさまざまなホルモンの生産や細菌を防ぐブロックの役割も果たす。 |
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| 【胎動】 |
胎児が子宮内で動くのを感じること。胎児は、妊娠7週ごろから動いているが、お母さんが胎動を感じ始めるのは、妊娠18〜20週ごろ。妊娠30週ごろまでは、ぐるぐる回る大きな動きがあるが、それ以降は、手足の動きなどになる。胎児の動きもお母さんの感じ方もいろいろなので、胎動を感じる時期は個人差がある。 |
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| 【動悸】 |
妊娠すると、子宮が大きくなるにしたがって横隔膜を押し上げるので、肺が圧迫されて呼吸が苦しく感じられる。また、胎児が大きくなるにつれ、血液量が増えるので、心臓の負担が大きくなり動悸を感じることがある。妊娠28〜35週ごろがピーク。 |
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| 【タンパク尿】 |
妊娠中は、胎児の分も血液ろ過をするので、少量のタンパク尿は出やすい。大量のタンパク尿では、母体血中タンパク量が不足するため、胎児の発育に必要なタンパク質が不足し、成長への悪影響が出ることもある。腎臓機能が弱まってむくみがひどくなることもある。妊娠中毒症では、腎臓に負担がかかり、タンパク尿が出たり、高血圧、むくみなどが出る。 |
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| 【つわり】 |
妊娠初期の眠気、だるさなどの症状。たいていは妊娠4〜7週ごろから始まり、妊娠12〜13週ごろには治まる。長引く人でも妊娠16週ごろまでには治まるが、まれに出産まで続く人もいる。症状も、胸がむかむかする、食欲がなくなる、吐く、嗜好が変わるなどさまざま。つわりの原因については、胎児という異種タンパクに対してアレルギー反応が起こるという説や、胎盤や絨毛から分泌されるホルモンの影響という説など、多説がある。食べ物はもちろん、水分も受けつけられないほど、ひどいとき(妊娠悪阻)には、主治医に相談を。 |
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| 【妊娠線】 |
妊娠30週ごろから下腹部、乳房、大腿部、お尻の皮膚にできる赤紫色のみみず腫れのような細い筋。おなかが急に大きくなると、皮膚が引き伸ばされ、皮膚を保護する弾力繊維が裂けてしまってできる。時間がたてば、薄くなる。 |
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| 【妊娠中毒症】 |
妊娠によって、高血圧、むくみ、蛋白尿の症状が重度に出たものを妊娠中毒症という。胎児にも影響があり、胎盤の働きが慢性的に悪くなって胎児の成長が悪くなったり、出産時に仮死になりやすくなる場合がある。現在のところ原因はまだはっきり分かっていないが、腎臓病の症状とよく似ているので、妊娠によって、腎臓や血管に負担がかかることが原因の一つではないかと考えられている。最近では、妊娠中毒症にかかる数は減ってきているが、依然、妊産婦死亡原因の1位を占めている。早期発見、早期治療が大切。体重管理や薄味でバランスのよい食生活、充分な休養を取るなどして予防する。 |
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| 【破水】 |
胎児を包んでいる羊膜が破れて、羊水が流れ出すこと。ほとんどは陣痛がピークにさしかかるころに起こるが、感染などで、陣痛が始まる前に破水することがあり、前期破水という。妊娠22週未満に破水すると流産につながる。これがお産の始まりになる人もいる。お風呂には入らず、急いで病院へ。 |
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| 【頻尿】 |
大きくなった子宮が膀胱を圧迫するので、頻繁に尿意を感じることがよくある。また、痛みや残尿感があるときは、膀胱炎を起こしていることがあるので、主治医に相談する。 |
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| 【貧血】 |
血液中の赤血球が減ってしまった状態。妊娠すると全体の血液量は増えるが、赤血球はそれほど増えず、赤血球濃度が薄くなる。さらに、胎児も母体から鉄分を奪っていくので、鉄分不足の貧血になりやすくなる(鉄欠乏性貧血)。自律神経が不安定になり、血圧のコントロールがうまくいかず脳に行く血液が減り、立ちくらみを起こすことは、脳貧血(一過性脳虚血)といい、別の状態である。 |
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| 【むくみ】 |
妊娠後期になると、大量のプロゲステロンの影響で、血管の通りをよくして、赤ちゃんにたくさんの血を運べるように、血液中の水分が多くなる。これが細胞にも水分を行き渡らせるために、むくみが出やすくなる。むくみがひどい場合は、妊娠中毒症が心配されるので主治医に相談する。立ちっぱなし、長距離を歩く、過労は避け、食事に気をつける、足を高くして寝るなどするのがよい。 |
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| 【葉酸】 |
ビタミンB群の水溶性ビタミンで造血に作用し、緑黄色野菜、果物などに含まれる。新生児の脊椎に異常が起こる先天性障害(二分脊椎など)は、ビタミンBの一種である葉酸の摂取不足から起こるということが報告されている。妊娠7週までの初期に葉酸を1日400μgほど摂ると、二分脊椎の発症率が下がることが報告され、厚生労働省は妊娠可能な女性に対して、葉酸の摂取を進めるようにと通知を出している。 |
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| 【羊水】 |
羊水は、主に母体の血液成分である血漿から作られている。胎児はこの液体の中を漂いながら成長していく。胎児は、羊水を飲み、また羊水内に排尿している。羊水は保温やクッションの役目や、自由に動く助けをしている。母体にとっても胎児がお腹を蹴ったときの衝撃を和らげるなど保護する役割を果たし、また出産のときには産道を広げ、滑らかにして赤ちゃんが出やすいようにする。 |
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| 【臨月】 |
妊娠36〜39週、つまり10カ月目のこと。胎児は、いつ生まれてもよいまでに成長している。 |
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| 【流産】 |
妊娠22週までに胎児が母体から外に出てしまうこと。流産は妊娠の10〜15%に見られる。原因のほとんどは、受精卵の染色体異常があることによる。妊娠11週までに起こる出血や下腹部痛が起こったら、すぐに病院へ。正常妊娠の経過でも、子宮からの出血が起こることがあり、出血しても流産につながらないこともある。 |
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