
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。交感神経は心と体を活動的にする働きをしていて、主に昼間働く神経です。一方の副交感神経は、心身を休息させる働きをする、主に夜働く神経です。交感神経が体の機能のスイッチを「オン」の状態にし、副交感神経が「オフ」の状態にしているともいえるでしょう。この2つの神経のバランスが崩れた状態が「自律神経失調症」です。
自律神経失調症の症状が現れても、すぐに治ってしまう人もいます。しかし、最初は軽い症状でもそれがどんどんひどくなり、日常生活に支障をきたす人も少なくありません。自律神経はあらゆる器官を支配していますから、その働きが乱れると、全身の機能に悪影響を及ぼし、さまざまな症状が現れるのです。ちょっとした体の変調も自律神経が乱れているサインかもしれません。
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関谷 透先生
せきや・とおる 1931年生まれ。医学博士。北海道大学医学部卒業後、同大学院修了。現在、初台関谷神経科クリニック院長。東京精神神経科診療所協会理事、東京都医師会精神保健検討委員会委員長なども務めている。
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