細菌性食中毒の発症は大きく2つに分かれます。それは、感染型と毒素型です。
感染型は、食品の中で一定の数以上増えた細菌が、消化管内で定着・増殖し、急性胃腸炎などを起こすもの。原因菌は、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター菌などがあります。また、毒素型は、食品中の細菌が作り出す一定量以上の「毒素」によって発症します。原因菌はボツリヌス菌、ブドウ球菌、O(オー)157などです。
近年、食中毒の原因になる細菌が多様化してきたといわれています。食中毒は個々の健康管理や清潔習慣で対処できることもあります。正しい知識を持って、発症しないように注意したいものです。
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上田成子先生
うえだ・しげこ
1950年、兵庫県生まれ。'75年、女子栄養大学栄養学部卒業。獣医学博士。'77〜'89年、日本大学大学院獣医公衆衛生学研究員。女子栄養大学教授。専門は衛生学、公衆衛生学、食品衛生微生物学、とくに細菌性食中毒菌の生態と発症機構およびその制御について。 |