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外反母趾とは足の変形の一種で、足の親指(母趾)が小指側に「くの字」に曲がり、反対に親指のつけ根の関節が突出していくものです。外反母趾になる人は圧倒的に女性に多く、その数は男性の10倍ともいわれます。女性は男性に比べて関節が柔らかく、骨を支える筋力も弱く、先の細い靴やヒールの高い靴を履く機会も多いため、外反母趾になりやすいと考えられています。また、母親が外反母趾の人もなりやすいといわれますが、これは、骨格や関節の柔らかさ、筋力の弱さといった体質が似ているためです。
外反母趾は初期にはきつい靴を履くのをやめ、運動療法や装具療法を行うことで進行を食い止められますが、ひどくなると手術が必要です。足をチェックして少しでも外反母趾の疑いがある人は、早めに整形外科を受診するようにしてください。現在何も症状がない人も、足に合った靴選びと正しい生活習慣を心がけて、予防に努めましょう。
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向井 秀樹 先生
むかい・ひでき
1951年生まれ。北里大学医学部卒業後、北里大学医学部皮膚科講師などを経て、現在、横浜労災病院皮膚科部長。専門は皮膚アレルギーの病態と治療。 |