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四十肩・五十肩は肩関節の周りに起こる炎症で、正式には「肩関節周囲炎」といいます。病名が示すとおり40〜50代の人に多く発症し、激しい肩の痛みが生じ、痛みのために腕を動かせる範囲が限られてくるのが特徴です。原因はよくわかっていませんが、肩関節周囲の色々な組織が変性したり、微細な損傷を受けたり、炎症を起こしたりすることがもとになっていると考えられます。
四十肩・五十肩は一般に、急性期には痛みが激しく、ひどい場合は夜も眠れなくなるほどですが、炎症は徐々に治まり、運動制限を主症状とする慢性期を経て、半年〜1年で回復に向かいます。しかし、自然に治るからと適切なケアを行わないでいると、肩関節が固まったまま動かなくなることもあります。急性期には安静を保つことが大切ですが、急性期が過ぎたら、可能な範囲で肩を積極的に動かす方が回復が早く、癒着による後遺症も防ぐことができます。
肩関節は、誰でも年齢とともに徐々に可動域(動かせる範囲)が狭くなるものです。日頃から運動を習慣にし、肩をコンスタントに適度に使うようこころがけましょう。
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星川 吉光 先生
ほしかわ・よしみつ
1947年生まれ。東京大学医学部卒業 1997年より聖路加国際病院整形外科部長となり、現在に至る。専門は関節外科、スポーツ医学、ひざ関節と関節鏡による手術など。 |