| 私たちの体には、暑さ、寒さに対応して体温を一定に保つ働きが備わっています。この働きをコントロールしているのが、自律神経です。ところが冷房で体が冷え過ぎたり、冷房のきいた屋内と炎天下の屋外を頻繁に出入りしたりしていると、自律神経が混乱して、うまく働かなくなってしまいます。これによって起こるのが、手足の冷え、頭痛、だるさ、肩こり、腰痛、便秘、下痢、肌荒れといった冷房病の諸症状です。自律神経はホルモンや免疫の働きとも深く関っているので、かぜをひきやすくなったり、女性では月経不順や月経痛の原因にもなります。
冷房病を予防するためには、第一に室内の温度を下げすぎないこと。そして冷房のきいた場所では肌の露出度が少ない服装を心がけて、冷えから体を守るようにしましょう。入浴、食事、運動など日常生活の工夫で、冷えにくい体をつくることも大切です。
|

金子勲先生
かねこ・いさお
1958年、埼玉県生まれ。
'80年東京薬科大学卒業、漢方専門薬局にて臨床に携わる。'84年自然美健康システム研究所入所。'86年、ケイ林東医学院に入学し、梁哲周先生に漢方を学ぶ。同年、東京都八王子市にイセヤ漢方薬局を開局。多摩中医薬研究会会長。 |