多くの女性が心配する乳がんは、日本人に増えている病気の1つです。その背景には、食生活の欧米化や出産の高年齢化、ストレスの増加などがあると考えられています。
乳がんでは自覚症状としてしこりが現われるケースが多いのですが、乳房にしこりができる病気は、乳腺線維腺腫、乳腺症、乳腺炎などほかにもたくさんあるので、いたずらに不安に思わないことが大切です。また、乳がんも初期に適切な治療を行えば治癒率の高い病気ですから、乳房の異変に気づいたら、ためらわずに検査を受けるようにしてください。乳房の検査や治療は、基本的には外科または乳腺外科で行っていますが、婦人科でも対応してもらえる場合があります。妊娠中や授乳期のトラブルに関しては、かかりつけの産婦人科医に相談するとよいでしょう。
乳房は、自分で病変を発見しやすい部位です。30歳を過ぎたら年に1度は検診を受けるとともに、日ごろの状態をよく把握して、微妙な変化を見逃さないようにしましょう。