男性の更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少する45〜55歳頃から起こってきます。この年代は社会的責任が重くなり、精神的に強いストレスを受やすい時期です。また、体力的にも徐々に衰えが見え始め、心身ともに不安定な時期といえます。これといった原因がないのに、最近疲れやすくなった、気力が湧かない、眠れない、ほてり、発汗、頭痛、肩こりなどに悩まされる、性欲が落ちてきた、勃起力が弱くなったといった症状があれば、更年期障害を疑ってみてください。
受診するときは、近くに「男性更年期外来」があればベストですが、精神症状が強い場合は心療内科や精神科、身体症状が強い場合は内科、泌尿器や性機能症状が強い場合は泌尿器科を訪ねるとよいでしょう。しかし、男性ホルモンの測定は泌尿器科を受診してください。更年期は、やがて来る老年期に向けて心身を整える大切な時期です。一人でくよくよ悩まず、パートナーなど身近な人のサポートを受けながら、上手に乗り切っていきましょう。
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岩本 晃明先生
いわもと・てるあき
国際医療福祉大学病院 リプロダクションセンター男性不妊部長。
国際医療福祉大学教授。
横浜市立大学卒、前聖マリアンナ医科大学泌尿器科教授。
‘02聖マリアンナ医科大学にて、神経精神科、耳鼻科、循環器科、整形外科など、各診療科の枠を超えてそれぞれの専門医が診療、治療にあたる「男性更年期外来」を大学病院としてはじめて開設。’07年より現職。日本生殖医学会生殖医療指導医、日本性機能学会専門医 、日本泌尿器科学会専門医・指導医。 |