セルフドクターネット-健康美を願う人のための情報サイト

生 活 編
カラーリング剤の選び方
前回はヘアケア製品のリンス、コンディショナー、トリートメントについて述べましたが、今回はカラーリングです。若い人から年配の人、美容院から家庭まで広く使われ、名称もいろいろあります。しかし、中には化学的に強い作用のものもあり、髪を傷つけたり、アレルギーの問題などもありますので、選ぶときには十分に注意が必要です。

黒髪を金髪や茶髪などに染める場合
薬事法ではカラーリング剤は医薬部外品です。
「永久染毛剤」「アルカリ性酸化染毛剤」に属し、「ヘアカラー」といわれ、最も一般的で広く使われていています。
毛髪は、アルカリ性にすると表面の数枚重なっているキューティクルや、その下の内部にある毛皮質の繊維を接着しているタンパク質の一部が分解されて膨潤し、薬剤が入りやすくなります。そこへ黒髪の色素を漂白し、同時に染料を合成させる過酸化水素や、染料の原料になるパラフェニレンジアミンなどが、毛髪の芯まで浸透していきます。そこで、髪の黒い色素が漂白され、染料が合成されて、毛髪のタンパク質に強く結合するのでよく染着し、洗髪しても紫外線の影響を受けても変わらない、安定した長持ちするカラーリングができるのです。黒髪の色素を漂白する作用で、キューティクルが剥がれるなど、髪はかなり傷み、強度も30%ぐらい低下します。また、パラフェニレンジアミンなどによるアレルギーが起こるおそれもありますので、カラーリングする前にパッチテストをすることをおすすめします。

白髪をほとんど傷めずに、金髪、茶髪、または黒髪に染める場合
これも医薬部外品で「永久染毛剤」です。
「酸性酸化染毛剤」という「ヘアカラー」の一種で、「おしゃれ染」や「白髪染」と呼ばれています。
髪は酸性の薬剤に浸けても、キューティクルや毛皮質繊維を接着しているタンパク質は、ほとんど変化を起こさず傷みません。髪はほとんど膨潤しませんから、ヘアカラーの薬剤は髪の中まで浸透できないので、中まで染まりません。ただ白髪の場合は、髪が白いので明るい色でも染まるのです。
黒い髪では漂白しても表面だけで、髪の中に黒い色素が残ってしまいますので、金髪や茶色などの明るい色には染りにくく、黒色から褐色、濃い茶色になってしまいます。髪がほとんど傷まないのが特徴です。酸性以外の薬剤はアルカリ性染毛剤と変わらないので、アレルギーが起こることや事前にパッチテストをすることについては同様です。

白髪やブリーチ毛を傷めずに、黒髪に染める場合
これも医薬部外品で「永久染毛剤」ですが、「非酸化型染毛剤」といって、強い酸化剤を使わないので、髪が傷みにくく、原理がお歯黒をつくるのと同じなので、「お歯黒式ヘアカラー」ともいわれています。
髪をアルカリなどの膨潤軟化剤で膨潤させ、お茶の成分のタンニン酸やヘマテインなどを浸透させ、そのあと、鉄イオンと反応させてお歯黒と同じ黒い色素をつくらせて染める「白髪染」です。毛髪中にできた色素は毛髪タンパク質と結合し、よく染着します。酸化染毛剤でないのでアレルギー成分を使いませんから、アレルギーの心配やパッチテストも必要ありません。

髪を傷めず、明るいファッションカラーに染める場合
薬事法では化粧品の「染毛料」、「酸性ヘアカラー」に属し、「半永久染毛料」で一般的には「ヘアマニキュア」と呼ばれています。使っているうちにだんだん染まってくる「ヘアカラーリンス」、「ヘアカラートリートメント」、「ヘアカラームース」などもこれに属します。
羊毛や絹の染色に使用されていた方法を人の髪に応用したものです。化粧品で使用できる法定色素のうち、酸性染料のだいだい色205号、黒色401号、紫色401号、赤色102号、黄色403(1)号、緑色204号などがよく使われます。色素を水溶液にし、クエン酸などで酸性にして染めます。毛髪は酸性ではほとんど変化ないので、髪によく吸着して染色効果が上がるように、各種成分が配合されています。染色時のPHは2〜4ですが、染料はキューティクルの間から毛皮質の外側まで浸透し、毛髪タンパク質のアミノ基のプラスイオンと染料の酸性基のマイナスイオンとイオン結合して染着します。半永久染めというように、色もちは化粧品の口紅や化粧水などの色素ですので、紫外線などに弱く、2週間から1カ月ぐらいで色が落ち始めます。そのため、アルカリ性の石けん系のシャンプーではなく、酸性シャンプーを使い、紫外線吸収剤の配合のスタイリング剤などを使うと色のもちがよくなります。
毛髪の傷みはなく、つやもあり手ざわり感がよく、パーマのあと直ぐに染めることができます。もちろんパッチテストは必要なく、刺激やかぶれの心配はありません。

発毛お役立ちコンテンツindexへ戻る
 


トップページへ