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ネロリの生産地はチュニジアやモロッコなど。チュニジアで香料関係の仕事をする家庭では、ネロリの花の時期に親しい人を50人ほど呼んで、野外で蒸留水(ネロリウォーター)のお手前をするのだとか。常夏のチュニジアでは、2月ごろに雨が降るとさまざまな花が一斉に咲き、ネロリを振る舞うことで「春がきた」と、季節を感じるのだそうです。
一方イギリスでは、故ダイアナ妃がネロリを愛用していた、という記事が夕刊紙に掲載されたそうです。「スキンケアのポイントは?」という問いに「朝起きてすぐ、冷水にネロリのエッセンスを2〜3滴入れて、顔に160回バシャバシャとかけます」と答えたとか。これは、ネロリの美しい香りがたくさんの人の心に響いた証なのかもしれません。

| 常夏の国で季節の変わり目を感じさせるネロリ。蒸留水はみかんの花の蜂蜜と似た味です。
実は濃いオレンジ色でバレンシアオレンジに似ています。皮の部分にはデオドラント効果があり、葉と枝は男性用のオーデコロンに使われます。主にフランスに輸出され、高級な香水のベースに使われます。 |
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ネロリはコアントロー(リキュール)にも使われていて、家庭でもオレンジリキュールを作ることができます。そのオレンジ風味の酒は、カステラなどの生地に練り込み、ブランデーケーキのような味を出すのに使われます。500mlのビンの場合、材料は約大さじ3杯ずつが目安。
| 1. 材料は、果糖、ネロリの花のドライ、実の皮のドライ。かさにしてほぼ同量の材料を、アルコール度数35度で無香料のホワイトリカーに漬け込みます。
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2. ビンに材料を漬け込んで約2週間したら、成分が抽出されるので花と皮を漉します。
そのままでもいただけますが、3ヵ月ほど寝かせるとさらにおいしくなるそうです。 |
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| コアントローはアルコール度数40度の、梅酒のような甘いお酒です。水割りやロックでいただきます。 |
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栗崎 小太郎 先生
くりさき・こたろう
英国の第一人者R.ティスランドに師事し、'88年アロマセラピストの資格を取得。後にアロマテラピー国際会議などに多数出席。日本のアロマテラピーをリードする。ハーブ関連品を扱うハーバートハウスを経営。
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