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| 人は一生のうち3分の1は眠っているといわれます。この時間をもったいないと思うかどうかは人それぞれ。でも、この眠りがあるからこそ私たちの生活、健康が成り立っているのです。 |
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眠りは、一見すると休息、静止の世界ですが、生理学的に見れば、脳をはじめさまざまな体の部分は眠っている間も活動しています。そして、この活動のすべてが、私たちが目覚めて、日中さまざまな活動をスムーズにするために必要なものなのです。
では、スッキリ気持ちよく目覚めて快適な一日を送るためにはどのような工夫をすればよいのでしょうか。私たちはみんな「体内時計」すなわち「眠りの時計」を持っています。これは脳の視床下部の前の部分にあり、眠りを誘う睡眠中枢もここにあります。視床下部の後部には目覚めを促す覚醒中枢があり、この体内時計、睡眠中枢、覚醒中枢の3つが一緒になって1日のリズムを作っているのです。夜になるといつの間にか眠くなり、朝になると自然に目覚める。このリズムを保ち続けること、これが1番の基本です。 |
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たまには思いきり寝だめをしようとか、ゲームに夢中になり過ぎて夜ふかしなどと起床も睡眠も時間が日々まちまちな生活はダメ。決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。これが健康睡眠の基本です。どうしても不規則になりがちな人も、朝起きる時間だけは一定に保つよう努力を。活動開始のリズムを体に覚えさせることが大切。 |
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あまり眠っていないのに頭はスッキリ。これはレム睡眠から目覚めているとき。反対によく眠ったのに、起きると頭がボンヤリ。これはノンレム睡眠から目覚めたときです。レム睡眠は睡眠が浅くなったところで目玉がキョロキョロ動く状態を、ノンレム睡眠は目玉の動きのない深い睡眠の状態をいいます。 |
鳥居 鎮夫 先生
とりい・しずお
1924年生まれ。医学博士。東邦大学名誉教授。専攻は大脳生理学、睡眠生理学。著書に『睡眠の科学』朝倉書店など。
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