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クスリになる話 酢のチカラ(1)

酢には食欲増進や食べ物をいたみにくくする効果があり、昔からさまざまな調理に用いられてきました。最近では健康への効果も注目されており、毎日の食卓でも積極的に活用したいものです。

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夏バテで食欲がなくても、さっぱりとした酢の物はおいしくいただける・・・そんなことはありませんか。それは、のど越しのよさももちろんですが、酢の風味のある酸味が嗅覚や味覚を刺激して唾液や胃液の分泌を促すから。唾液の量が増えれば食欲も増し、消化吸収もよくなります。しかも、酢の主成分である有機酸には体内の老廃物を分解する働きがあり、疲労回復の効果も得られます。疲れを感じたとき、私たちは飲んだり食べたりしてエネルギーを補給しますが、酢を一緒に摂れば、より早くそして効率的に体を元の状態に戻すことができるのです。

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塩分の摂り過ぎに気をつけている人にとって酢はとてもすぐれた調味料です。塩分控えめの料理は、味気なくて・・・というとき、ちょっと酢を足してみましょう。お浸しにかけるしょうゆを半分にして酢を加えたり、炒め物にもさっとひとかけすると味が引き締まります。酢はカロリーもごくわずかで摂り過ぎを心配する必要もありませんし、酢に多量に含まれるアミノ酸には肥満の原因である脂肪が体内に蓄積されるのを防ぐ働きがあります。

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もうひとつの酢の主成分である酢酸には抗菌作用があり酢の防腐・静菌の効果は昔から知られています。夏場、お弁当のご飯を炊くときに酢を少量加えたり生魚を酢でしめたりするのは、おいしく食べると同時にいたみにくくするための工夫でもあるわけです。ハンバーグなどのひき肉料理もひき肉を練るときに酢を少量加えると肉がよりジューシーにおいしくなると同時に、いたみにくくなるのです。ちなみに、酢と同様に酸っぱい食べ物の代表とも言える梅干しも食べ物がいたむのを防ぐ効果がありますが、こちらの酸っぱさのもとはクエン酸です。

取材協力●株式会社ミツカン


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