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クスリになる話 冬の柑橘類(1)

かぜや肌荒れには柑橘類が効果的。柑橘類には多種類ありますが、成分や効用はほぼ同じ。冬が旬の温州みかんやゆず、きんかんなどを積極的に摂り、健康な生活に役立てましょう。

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柑橘類はビタミンCの宝庫。温州みかんなら1個食べれば1日の必要量の4分の1が摂れます。ビタミンCには、肌の弾力性のもとであるコラーゲンの生成を促進する働きがあり、しっとりしなやかな肌づくりに欠かせません。さらに、ビタミンCの抗ウイルス作用や抗菌作用、免疫力アップ効果からかぜの予防に柑橘類がおすすめ。ただし、食べ過ぎは体を冷やすので注意しましょう。

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酸味が柑橘類の味の特徴ですが、その味をつくり出している主体はクエン酸。クエン酸は血行を高め、筋肉にたまっている疲労物質の乳酸を取り除くのに役立ちます。温州みかんに多いビタミンB1も疲労回復を助けます。

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果皮や実を包む袋には食物繊維ペクチンがたっぷり。袋ごと食べれば便秘解消に役立ち、肌荒れ防止に。食物繊維は腸からのコレステロール吸収を抑え、血中のコレステロール値上昇も防ぎます。

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1.きんかんはきれいに洗い、縦に切り目を入れてたっぷりの水に入れ、一度ゆでこぼして苦味をとります。

2.鍋にのきんかんとひたひたの水、きんかんの重さの1.5倍程度の砂糖を入れて火にかけ、ツヤが出るまで弱火で煮詰めます。

実はもちろん、煮汁にも効き目がありますから、薄めて飲みましょう。

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1.きんかん1kgはきれいに洗って水気をふき、グラニュー糖または氷砂糖を300g〜1kg、ホワイトリカー1.8Lとともに保存容器に漬け込みます。

2.3ヶ月ほどできんかんを引き上げます。

甘さは好みで調節して。ハチミツを利用してもおいしくできます。お酒にも実にも、咳止めの効果あり。

林輝 明 先生
はやし・てるあき
薬学博士。日本生薬学会幹事。中国長春中医学院名誉教授。大阪生まれ。大阪薬学専門学校(現大阪大学薬学部)卒業。全国各地での講演や健康指導、書籍執筆などに活躍中。著書に『からだに効く食材・調理図典』(小学館)、『症状別健康食品の選び方』(現代書林)など多数。


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