|
|
| 人間にとってなくてはならないものなのに減塩、減塩といわれてしまいがちな食塩。しかし、本当は私たちが生命を維持するためにとても重要な役割を担っているのです。 |
 |
 |
血液中のphを一定に保つ
ナトリウムイオン(塩)は血液の中が酸性になるのを防ぐ役割を果たしています。私たちの血液のphは約7.4ですが、これがわずかでも変化すると危険な状態を引き起こします。ナトリウムイオンは、体内の酸と結びつき中和して、酸性化を防いでいるのです。
神経、筋肉にも影響。高血圧の直接の原因ではない
体内の塩分量が減少してしまうと神経や筋肉の機能が阻害され、緊張できなくなりしびれや麻痺などが起こります。また、食塩の摂り過ぎによる高血圧がよくいわれますが実は塩(ナトリウム)が原因ではないもののほうが多いということもわかってきました。 |
 |
足の疲れや目の疲れも癒してくれる
足の疲れには、熱めの湯に塩をひとつまみ入れて足湯をしてみましょう。30分くらいつかっていると、すっきりと疲れがとれます。目が疲れているときには、洗面器のぬるま湯に大さじ1杯程度の塩を入れ、その中に顔をつけて目を閉じたり開けたりを繰り返します。
二日酔いには番茶に塩が効果的
二日酔いは、体のアルコール分が分解されず翌日まで残っているために起こるものです。二日酔いの朝、番茶に塩を入れて飲んでみましょう。塩にはアルコールが水と炭酸ガスに分解するのを促す作用があるので、意外と効果的です。食欲不振のときにも、この塩入り番茶がおすすめです。 |
高梨
浩樹 先生
たかなし・ひろき
1968年生まれ。たばこと塩の博物館学芸員。筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了後、現職に。専攻は塩全般、とくに製塩技術史、生態人類学。著書に『塩と人の物語〜知られざる塩の恩恵〜』『知ってるようで知らない塩の話』。 |
|

|
 |