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お酒には、エタノールという麻薬と同じ働きの成分が含まれており、この成分が脳をマヒさせると“酔い”が起こります。脳は外側から順に、大脳皮質(新皮質・旧皮質)、小脳、脳幹に分かれ、最初にマヒし始めるのが、人間の理性をつかさどる大脳の外側の新皮質。まず、さわやかでいい気分になる「爽快期」が訪れます。次第に内側の旧皮質までマヒして「ほろ酔い後期」になるとかなり気が大きくなり、荒々しくなってきます。さらに段階が進み、運動中枢である小脳がマヒする「酩酊期」に入ると千鳥足などの兆候が現れ、最終的に、呼吸中枢のある延髄を含む脳幹までマヒしてしまうのが「泥酔期・昏睡期」で、呼吸障害や体温低下から意識がなくなり、死に至る場合もあるのです。 |