セルフドクターネット-健康美を願う人のための情報サイト



 私たち一人ひとりが健康な生活を送るために必要なこと、それはまず自分の体の健康状態をきちんと把握しておくことです。各自が自覚を持って健康管理を行っていかなければ、健康な生活を送ることはできません。そのためにとても重要な役割を果たしているのが、健康診断なのです。
  現在、国や自治体の指導のもと、さまざまな形で健康診断が行われています。たとえば、会社に勤めている人の場合、労働基準法により会社は社員に定期健康診断を受けさせることを義務付けられています。しかし、働き盛りともいえる40歳未満の家庭の主婦や自営業者など、健康診断が義務付けられていない人の受診割合が少ないのが実情です。
  職場などで定期的な健康診断を受けていない人には、地域ごとに行われている健康診断の受診をおすすめします。女性を対象にした乳がんや子宮がん検診などを随時実施しているところもあります。健康診断の実施日や内容などは市区町村の広報で告知されていることが多いので、それらにまめに目を通し、積極的に機会を作って受診するようにしてください。

 健康診断のいちばんの目的は、自分が健康であることを確認することです。かつては、自覚症状が出て重病になる前に病気を早期発見しようというのが健康診断の主な目的とされていました。ところが現在の健康診断は「予防検診」とも呼ばれているように、治療よりもむしろ予防が主眼になってきています。毎年データを比較しながら自分の健康状態を確認し、もしも少しずつデータが悪い方に向かっているなら、その点に留意してライフスタイルを改善し、病気にならないようにしようというわけです。
  急に体調が悪くなった場合は、速やかに医師の診察を受けなければなりませんが、一般的に見て自分が健康だと思って暮らしている人は、最低1年に1回健康診断を受けていれば心配ないと思います。ただし、一昨年も去年も何も異常がなかったから今年は受診しなくてもよいと考えるのは危険です。前年には何も異常がなくても、翌年急に尿にタンパクが出たり、肝機能の数値が悪化するということがよくあります。このように体の具合が悪くなるときは、1年間でいろいろな症状が起きます。1年ごとに検査データを比較してみて、急激な変化が見つかったら要注意と考えてください。

 健康診断の必要性がとくに高まるのは35歳以上です。もちろん若いうちから定期的に健康診断を受けるに越したことはありませんが、一般的に見て30代後半からは今まで送ってきたライフスタイルの影響が出てくる年代といえるからです。たばこを吸う、お酒を毎日のように飲む、働き過ぎ、といった体への負担がそろそろ現れてきて、体がくたびれ出すのがこの年代からなのです。また女性の場合、乳がんや子宮がんは30代になったらとくに気をつけていかなければならない病気だと思われます。こうした病気も、この年代になると子どもや家族関係による新たなストレスが加わってくる点が、多少なりとも女性の体に影響しているのではないでしょうか。
  体のちょっとした異常に気づいた場合、30代のうちならばまだ細胞も若いので、健康的なライフスタイルを送るよう努力することによって、健康な体に戻せる治癒能力を十分に秘めています。40代までにライフスタイルを改善して健康に気をつけ、生活習慣病などの病気にかからないようにしていくことは、その先ずっと健康な生活を送っていくために大切なことなのです。自覚症状が出てからでは遅い病気もたくさんあります。ぜひ積極的に定期的な健康診断を受けるようにしてください。

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