インスリンの感度を高める
正常な血糖値は、通常血液100ミリリットルの中に80〜100ミリグラム、これ以上高くても低くても病気になります。この値はいつでも一定に保たなければなりません。ただし、食事をしたあとは、糖分が吸収されるので血糖値はぐんと上がります。普通の人は、食後30分くらいがピークで、1時間もすると、血糖値が正常に戻ります。それを戻す働きをするのが、膵臓から出るインスリンというホルモンです。インスリンは、筋肉などに血糖が届くと、細胞内に血糖を取り込むために細胞膜の扉を開ける役目をします。
年を取ったり運動不足になったりすると、このインスリンの働きが悪くなり、細胞膜の扉が開けられなくなって、行き場を失った血糖が血液中にたまってしまう。これが糖尿病なのです。
最近では、インスリンはきちんと分泌されているにもかかわらず、その働きが鈍くて糖尿病になるという人も多く見られます。また血液中のインスリンの増え過ぎは、高血圧の原因にもなります。ウォーキングはインスリンの感度を高め、血糖値を調整してくれるので、糖尿病予防に効果的なのです。 |