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健康な体を維持するためには正しい姿勢を保つことが大切です。
猫背や横座りなど、体に悪影響をもたらす姿勢をとらないよう、日ごろから注意しましょう。
渋谷カイロプラクティック院院長
甲木 寿人 先生
かつき・ひさし 1931年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、NHK勤務を経て、1970年に渋谷カイロプラクティック院を開設。1980年より22年間、早稲田大学体育局講師として「姿勢と健康」の講義を担当。『背骨のゆがみがこんな病気を』(NHK出版)、『背骨のゆがみが病気をつくる』(文理書院)、『背骨矯正ストレッチ』(監修、同文書院)など著書多数。



 筋肉には適応性があり、クセがつきやすいのです。たとえば猫背のときには胸の筋肉(大胸筋)が縮まった状態になっていますが、その姿勢を取り続けていると、筋肉がその状態をいちばんラクだと思い込んでしまいます。そして、いつもその姿勢を取らせようと働きかけるようになります。こうして筋肉にクセがついてしまうと、猫背などのよくない姿勢が日常生活で習慣化してしまいます。
  仕事や運動をしているときは、基本姿勢をとることができません。字を書くにしてもパソコンに向かうにしても、それなりに背中を丸めたほうがやりやすいことが多いからです。デスクワークの際はまず、筋肉に悪いクセをつけないよう、机やいすの高さを調節しましょう。
そして大切なのが、クセのついた筋s肉を意識して元に戻す習慣をつけること。どんな姿勢で仕事をしていようとも、一段落したらスッと背筋を伸ばして基本姿勢に戻す習慣を、ぜひ日常生活に取り入れてください。 その際、必ずあごを引いた状態で頭を上げましょう。あごが上がっていると頭の重さは肩の筋肉にかかったままになり、筋肉が緊張から解放されません。
体によくない姿勢は背骨や骨盤を歪めて健康を損ねるだけでなく、老けた印象を与えることにもなります。日常生活では背筋を伸ばし、あごを引いた基本姿勢を常に意識するように心がけましょう。そして立ったり歩いたりするときこそ、この基本姿勢を守るようにしてください。


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