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知っておきたい 薬の買い方・選び方(1)

薬の正しいのみ方、注意したいのみ方を知ってますか?

 相性の悪い薬と薬、相性の悪い薬とのみ物、そして薬と食べ物……。 
食べ物に食べ合わせがあるように、薬にも相性のよいのみ合わせ、悪いのみ合わせがあるのです。悪いのみ合わせから変調をきたしたり、副作用を起こしたりします。
より安全に、より有効に薬を利用するためにも、のみ合わせにも注意を払いましょう。
 薬ののみ合わせでとくに注意したいのは、病院でもらった処方薬と市販薬を同時にのむ場合です。2種類以上の薬が体内に入ると、薬同士が邪魔をし合って、お互いの作用を弱めたり、逆に作用を挑発し合って強くなり過ぎたりして、体によくない影響を及ぼすことがあるのです。
 この相互作用は、薬同士に限らず、薬と食べ物、飲み物の関係についても生じます。薬は、原則としてコップ1杯の水(ぬるま湯)でのみますが、お茶や牛乳でのんでもかまわない薬もあります。逆に、よくない薬もあります。
 恐い副作用やアレルギーを引き起こさないためにも、適切なのみ方、注意したいのみ方を覚えておきましょう。

気をつけたい薬の
相性のいろいろ
注意したい食品
アドバイス
かぜ薬(総合感冒薬) 解熱鎮痛剤や鼻炎の薬、咳止め、乗り物酔いの薬など。酒は厳禁。 解熱剤入りのかぜ薬は胃の粘膜を痛めやすいので、食事の直後にのむとよい。緑内障の人は、服用する前に必ず医師・薬剤師に相談。
鼻炎の薬 胃腸薬。鼻炎の薬と同じく抗コリン剤(副交感神経遮断剤)が含まれているものは酒も厳禁。薬の副作用が強く出る。 緑内障の人、排尿困難な人は、鼻炎の薬を飲む前に、必ず医師・薬剤師に相談を。
解熱鎮痛剤(アスピリン) コーラと一緒にアスピリンを服用すると吸収が遅くなる。 痛みだしたらすぐに飲んで、サッとやめる。続けて服用しないこと。胃・十二指腸潰瘍の人はアスピリンを避ける。
便秘薬 センナと大量のカルシウムが結びつくと、効き目がなくなり、胃を荒らし、吐き気や腹痛の原因に。制酸剤も避ける。 飲み続けると効き目が弱くなり、使用量を増やさないと効かなくなる。妊娠中の使用は、流・早産を誘発する恐れがあるので医師に相談。
強心剤(ジギタリス製剤) 酒と一緒にのむと、血中濃度が高くなり、中毒の危険あり。食物繊維の摂り過ぎは、薬の吸収を遅くする。 使用量、使用回数は指示どおりに守ること。カリウム不足が心配されるので、主治医に相談の上、柑橘類、柿、トマトなどカリウムを多く含む果物や野菜を摂る。
造血剤(貧血治療薬) 濃い紅茶、緑茶、ウーロン茶などのお茶、コーヒーなどと一緒に飲むと、タンニンが鉄の吸収を阻害。 ビタミンCは鉄の吸収を促し、副作用を軽減する働きがあるので、造血剤を服用しているときは、意識的に柑橘類を摂るように。
気管支拡張剤(テオフィリン) お茶、栄養ドリンクなどに含まれるカフェイン、チョコレートは薬の効き目を増し、高タンパク食、焼き肉などの炭焼き食品は効き目を弱める。 左記のいずれも大量に食べ過ぎないように注意する。
ビタミンC剤 1本のタバコで25ミリグラムのビタミンCが壊されるといわれる。タバコを吸うと、効果も弱まる。 大量に飲み過ぎると、吐き気や下痢などの副作用が起こることがある。尿等検査や尿中尿酸検査をするときは控える。
抗生物質 高糖食、高脂肪食、高タンパク食、牛乳、鉄を多く含む食品は薬の吸収と効果を弱める場合があるので、薬ごとに飲み合わせを注意。
たっぷりの白湯か水で飲むようにする。薬が食道で止まると、食道潰瘍を起こす恐れがある。
キニジン(不整脈治療薬) 柑橘類のジュースと一緒にのむと、薬の尿管からの再吸収が増大し、副作用の恐れも。アルカリ性食品も控えめに。 食後すぐに服用すると、薬がゆっくり吸収され、副作用の発現率を低下させる。
降圧剤(カルシウム拮抗剤) グレープフルーツに含まれる何らかの物質が、降圧剤の最高血中濃度を上昇させ、動悸や吐き気、急激な血圧降下、意識消失などを起こす恐れも。 心臓病、肝臓・腎臓の機能障害がある人、高齢者は服用には要注意。

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