
気功とは中国の古典的な理論をベースにしたさまざまな健康法の総称です。自然治癒力を高めるための心身の自己鍛錬法とその応用としての医療行為などで、太極拳、八段錦(はちだんきん)、吐納法(とのうほう)なども気功に含まれます。これらが気功という名称でくくられるようになったのは比較的最近で、1950年代になってからのことです。
気功では、さまざまな体の不調や病気が起こるのは気血の巡りが滞(とどこお)るからだと考えられます。
気血の「気」とは元気、気力、やる気と使われるように、東洋医学などで根幹をなす、一種の生命エネルギーのことです。この気血が滞るのはストレス、慢性疲労、長期にわたる体のこわばりなどが原因です。
気功では心、体、呼吸という3つの角度からのアプローチを重要視しています。つまり、何をイメージし、どのような姿勢や動きをし、どのように呼吸をするかということが大切になってきます。心、体、呼吸を調整することで気血の巡りをよくし、自然治癒力を高めていくのが気功です。

気功というとたっぷり時間をかけたおごそかな鍛錬というイメージがありますが、それは一側面にすぎません。日常生活のちょっとした時間で簡単にでき、非常に高い効果も期待できる気功もあります。それを中国では「小功法(しょうこうほう)」と呼んでいます。
気功というと効果はゆっくり現れ、毎日、あるいは一定の頻度で何カ月、何年と続けていくことで徐々に体質が変わっていくとか、病気予防になると思われているかもしれません。確かにその通りなのですが、時間をかけたり、複雑な動作を覚えなければならないのでは、サボってしまったり、覚えられずに嫌になってしまいます。
小功法は無理なく継続できる気功です。また、日常生活の中で起こる不調やトラブルに対処するための気功ですから、即効性もあり、続けるだけの効果もあります。
小功法を実践するときのコツはリラックスすること。取り組みすぎると緊張を生じますから、基本を押さえたら後は大らかに行いましょう。
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| 気功で大きなポイントになるのが呼吸法です。そのためには、横隔膜(おうかくまく)の動きを制限しない、姿勢からマスターしていきましょう。 |
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