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毎日の心がけと数分の実践 気功を暮らしに取り入れよう


中国の気功の大家たちが自らの健康維持のために実践しているのは日常の行動やふるまいを少しだけ変化させて気功にしたものがほとんど。こうしただれにでも簡単にでき、時間もかからず、しかも効果のある気功を中国医学にも詳しい臨床気功師の鵜沼宏樹先生に教えていただきました。
鵜沼 宏樹先生

[帯津三敬病院 臨床気功師]
鵜沼 宏樹 先生

うぬま・ひろき

1989年、北京中医学学院(現/北京中医薬大学)中医学部卒、中医師。北京教授講学団伝統医学治たん研究所勤務。その後、日本の鍼灸・指圧師の資格を得る。’94、再び中国に留学し、気功医師などに指示。現在は帯津三敬病院中国室室長として西洋医学と連携しつつ気功・鍼灸治療に当たる。

一日の簡単気功レシピ(春秋社)鵜沼宏樹著『一日の簡単気功レシピ』
(春秋社)
鵜沼 宏樹 著
簡単で無理なく継続できる気功を紹介。通勤して働いている人の生活をモデルに、日常のタイムテーブルに沿って構成。体調や症状に合わせた目的別の気功も紹介。


気血の巡りをよくし、自然治癒力を高める

 気功とは中国の古典的な理論をベースにしたさまざまな健康法の総称です。自然治癒力を高めるための心身の自己鍛錬法とその応用としての医療行為などで、太極拳、八段錦(はちだんきん)、吐納法(とのうほう)なども気功に含まれます。これらが気功という名称でくくられるようになったのは比較的最近で、1950年代になってからのことです。
 気功では、さまざまな体の不調や病気が起こるのは気血の巡りが滞(とどこお)るからだと考えられます。
気血の「気」とは元気、気力、やる気と使われるように、東洋医学などで根幹をなす、一種の生命エネルギーのことです。この気血が滞るのはストレス、慢性疲労、長期にわたる体のこわばりなどが原因です。
 気功では心、体、呼吸という3つの角度からのアプローチを重要視しています。つまり、何をイメージし、どのような姿勢や動きをし、どのように呼吸をするかということが大切になってきます。心、体、呼吸を調整することで気血の巡りをよくし、自然治癒力を高めていくのが気功です。

無理なく継続でき即効性もある

 気功というとたっぷり時間をかけたおごそかな鍛錬というイメージがありますが、それは一側面にすぎません。日常生活のちょっとした時間で簡単にでき、非常に高い効果も期待できる気功もあります。それを中国では「小功法(しょうこうほう)」と呼んでいます。
 気功というと効果はゆっくり現れ、毎日、あるいは一定の頻度で何カ月、何年と続けていくことで徐々に体質が変わっていくとか、病気予防になると思われているかもしれません。確かにその通りなのですが、時間をかけたり、複雑な動作を覚えなければならないのでは、サボってしまったり、覚えられずに嫌になってしまいます。
 小功法は無理なく継続できる気功です。また、日常生活の中で起こる不調やトラブルに対処するための気功ですから、即効性もあり、続けるだけの効果もあります。
 小功法を実践するときのコツはリラックスすること。取り組みすぎると緊張を生じますから、基本を押さえたら後は大らかに行いましょう。


日ごろからできる!気功の姿勢と呼吸
気功で大きなポイントになるのが呼吸法です。そのためには、横隔膜(おうかくまく)の動きを制限しない、姿勢からマスターしていきましょう。
姿勢 最も楽に呼吸 できるのが気功の姿勢

呼吸 基本は鼻から吸って口から吐く






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