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 よしの・かずえ 1954年生まれ。コマーシャル制作会社等を経て、32歳で帝京大学医学部入学。93年帝京大学医学部卒業。東京大学医学部産科婦人科学教室、母子愛育会愛育病院、都内のクリニックの婦人科勤務などを経て、03年女性の体と心の悩みに幅広く対応するクリニック「よしの女性診療所」を開業。産婦人科医・臨床心理士。

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最近、なんとなく体がだるい、肌がかさつく、ちょっとしたことでイライラしてしまう、更年期にはまだ早いはずだけど…30〜40代の女性に、こんな悩みが増えています。 変わり目世代に起こる辛い症状の原因と対策について考えてみましょう。 |
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| ■01 どう考える?「更年期」と「プレ更年期」 |
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| 〜マイナス面だけにとらわれず、成熟してゆく自分をみつめて!〜 |
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更年期とは、閉経をはさんだ10年くらいをいいます。個人差はありますが、日本人の場合、閉経年齢は50歳前後なので、40代後半〜50代前半の時期です。

この更年期の前に当たる30代後半〜40代前半が「プレ更年期」。まさに体の変わり目世代です。「プレ更年期」は最近になって使われるようになった言葉で、更年期障害のよくないイメージがあるせいか、ネガティブにとらえられてしまいがち。でも、更年期もプレ更年期もライフサイクルの中のある年代をさす言葉に過ぎません。生理的な老化は避けようのない現実ですが、この時期を変化してゆく時期、成熟してゆく時期として受け止め、その中で自分の生活をどう変えていこうかと前向きにとらえる姿勢が大切です。 |
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 注:( )内は、主に更年期に起こりやすい症状です |
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| ■02 焦る前に、毎日の生活の見直しを! |
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| 〜プレ更年期の不快症状には、ストレスが大きく関っています〜 |
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最近、プレ更年期の人に更年期障害と同じような症状を訴える人が増えているといわれます。なかには、更年期が早く来てしまったのではないかと不安になって婦人科を受診する人もいます。でも、この時期の症状をすぐに更年期障害と結びつけてしまうのは、ちょっと早急です。確かにプレ更年期は卵巣の機能が徐々に衰え始める時期ですが、実際の原因は卵巣機能の老化ではなく、ストレスによる自律神経失調症であることが多いのです。この場合、更年期障害のようにホルモンを補充する治療を行ってもよくなりません。
 強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、体と心にさまざまな不調が起こります。ときには女性ホルモンの分泌にも影響し、月経不順や無月経を招いたり、月経痛がひどくなったりすることもあります。こうした症状に対して婦人科では低用量ピルや漢方薬などを処方しますが、原因となっているストレスを取り除かないかぎり、根本的な解決にはなりません。もう更年期?と焦る前に、まずは毎日の生活を見直してみましょう。 |
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□職場や家庭でストレスが多い
□過労や睡眠不足が続いている
□栄養バランスが悪い
□食事や睡眠が不規則
□体が冷えやすい環境にいる
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| ■03 変わり目世代に大切な体と心のメンテナンス |
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| 〜生活スタイルを変えることで、よくなる症状がたくさんあります〜 |
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すべての年代を通して、自分の体に注意を払うセルフケアの姿勢はとても大切です。とくに変わり目世代の今は、更年期以降を豊かに過ごすために、自分の生活スタイルを見直すチャンス。食事、睡眠、運動をはじめ、仕事のとり組み方、パートナーとの関係など、トータルに振り返ってみましょう。
 最近の女性では、仕事がらみのストレスが心身の不調の大きな原因になっています。ストレスは、状況そのものよりも、それをどう受け取るかというそれぞれの人の性格や考え方によるものです。ストレスをためやすい人は、物事の見方を変えてみたり、じょうずにストレスをかわしたりする工夫をしていきましょう。そして、まわりの状況にまどわされずに、自分できちんと考えて、自分自身の人生をしっかり生きていくことが大切です。 |
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□毎日の食事はきちんと摂れていますか?
□睡眠、休養は十分にとれていますか?
□定期的な運動を行っていますか?
□年に1度は定期健診を受けていますか?
□仕事に充実感を感じていますか?
□家族やパートナーとの関係は良好ですか?
□ストレスはじょうずに解消していますか?
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| ■04 変わり目世代の食事 |
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| 〜元気な体と心をつくる素!食事の内容と摂り方を見直しましょう〜 |
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変わり目世代は基礎代謝が落ちてゆく時期。若いときと同じように食べていては、どんどん太っていきます。やがてそれが、中高年から多くなる生活習慣病の原因になることも。
 (1)必要な栄養素をバランスよく
(2)摂取カロリーを適切に
(3)1日3食を規則正しく
(4)夜遅くの食事は避ける

を心がけましょう。

必要な栄養素は食事からきちんと摂ることが大切ですが、忙しくてなかなか思うように摂れない人は、サプリメントを利用するのも一つの方法。ただし、通常の食事をおろそかにして、サプリメントに頼りきっていては本末転倒です。 |
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【変わり目世代にはこんなサプリメントが人気】
 最近では、これらの成分を強化した食品やドリンク類も増えています。自分に足りていないものは何かよく考えて、上手に取り入れましょう。
 ★イソフラボン:大豆に含まれる成分で、体内で女性ホルモンと似た働きをします。ただし、摂り過ぎには注意しましょう。
 ★カルシウム:更年期以降の骨量の減少によって起こる骨粗鬆症の予防に役立ちます。1日800mgくらいはほしいところ。
 ★コエンザイムQ10:体の老化を早める活性酸素を除去する働きに優れた成分。美肌づくりにも有効です。
 ★ビタミン剤:ビタミンA、C、Eは抗酸化作用によって老化や病気から体を守ります。ビタミンB群も新陳代謝に欠かせない栄養素。月経のトラブルの治療にも使われています。

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何か不調を感じたときに、気軽に相談できる婦人科医をもっていますか? 妊娠、出産するしないにかかわらず、女性にとって婦人科は一生のお付き合い。検診などをきっかけにして自分に合う先生をみつけてください。
最近では、男性とは違う女性の体について性差を踏まえたうえで、心身両面からトータルに診ていこうというお医者様が増えています。そうした医師のいるところでは、婦人科で扱う病気はもちろん、カウンセリングなどをとおして精神的な領域までサポートしてもらえることが少なくありません。体に不調があるけれど、どこの科を受診したらよいのかわからないといった場合も、相談すれば診察のうえ、適切な科を紹介してもらうことができます。 |
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