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feature07:〜眠りは美容の特効薬〜 美人をつくる快眠術
キレイと眠りの深い関係
知っておきたい眠りのメカニズム
あなたは快眠できる人?できない人?
眠り美人をつくる生活術
実践!快眠のテクニック
監修
池上 あずさ 先生

いけがみ・あずさ
1989年 佐賀医科大学医学部卒業。鹿児島生協病院、くわみず病院等で一般内科・呼吸器科専攻
2002年よりくわみず病院内科診療部長
2002年 同病院にて睡眠呼吸障害外来、女性外来を開設
日本睡眠学会認定医

知っておきたい眠りのメカニズム

毎日くり返している眠りと目覚めのサイクルには、体の中のいろいろな仕組みが関わっています。快眠を得るための手がかりとして、眠りのメカニズムを知りましょう。
01 眠りにいざなう3つのリズム
02 一晩にくり返される2種類の眠り
03 女性ホルモンと女性の眠り
 ■01 眠りにいざなう3つのリズム

私たちの体には、夜になれば眠くなり、朝が来れば目覚めるという自然のリズムが備わっています。これが「サーカディアンリズム」あるいは言い方を変えると「体内時計」と呼ばれるものです。人間の体内時計は生まれつき1日約25時間で設定されているのですが、朝起きて太陽の光を浴びることで、24時間の地球の周期にリセットしています。

このほかに、眠りをコントロールしている体温やホルモンも1日周期でリズムを刻んでいます。夜更かしや不規則な生活で体内時計が乱れてしまうと、体温リズムがずれて「夜型」になってしまったり、眠りを誘うホルモン「メラトニン」がきちんと分泌されず、なかなか寝つけなくなってしまうことに。規則正しい生活で体内時計のリズムを整えること、これが快適な眠りにとって何よりも大切なことです。

 
体温リズム メラトニンの分泌量
ここがポイント
 ■02 一晩にくり返される2種類の眠り

私たちは、一晩のうちに、体を休ませる「レム睡眠」と脳を休ませる「ノンレム睡眠」という2種類の睡眠をくり返しています。私たちが夢を見るのは眠りの浅いレム睡眠のとき。このとき大脳は情報を整理して記憶する作業を行っています。生涯のうちでレム睡眠が最も多いのは、胎児〜乳幼児の時期で、「3つ子の魂100まで」といわれるのは、正しいのかもしれません。

ノンレム睡眠は眠り始めが最も深く、その後はだんだんと浅くなります。そのため深い睡眠は寝入ってからの3時間くらいに集中します。このとき成長ホルモンがたっぷり分泌され、体の機能回復を促しているので、この時間帯にぐっすり眠れるかどうかが快眠の決め手といえます。

また、レム睡眠とノンレム睡眠は個人差はありますが、平均約90分を1セットとして1晩に4〜6セットくり返されるので、おおよそ90分の倍数の4時間半、6時間、7時間半、9時間を目安に睡眠をとれば、眠りが浅くなったレム睡眠のときにスムーズに目覚めやすくなります。

眠りのサイクル
ここがポイント
 ■03 女性ホルモンと女性の眠り

女性の性周期はエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによってコントロールされていますが、これらのホルモンは眠気を抑えたり、起こしたりする睡眠中枢にも大きな影響を及ぼします。

月経前や月経中は、女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、不眠や日中の眠気など、眠りがアンバランスなることが少なくありません。また、排卵から月経前にかけてプロゲステロンが盛んに分泌される時期には、一般的に睡眠が安定することがわかっています。

また、更年期には、「よく眠れない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」といった訴えが増えますが、これも女性ホルモンのバランスの乱れが原因の1つです。

この女性ホルモンの働きを正しく機能させるための基本は、十分な眠りとストレスを溜めないことが大切なケアになります。

こんなときは眠りが不安定に
ここがポイント
「眠り」に男女の違いはある?
NHK「国民生活時間調査」によると、日本人の平日の睡眠時間は平均で7時間22分。男女別に見ると、男性は7時間35分、女性は7時間11分で、女性のほうが睡眠時間が短いという結果でした。これは仕事や子育て、家事、介護など、社会や家庭の中でさまざまな役割を担う現代女性の生活が反映されたものといえるでしょう。ただし、女性は男性よりも深く眠る傾向が見られ、短時間でも効率的に脳の疲労回復を行っているという研究報告もあります。これも女性ホルモンの影響ではないかと考えられています。
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