病院では、どんな診察、治療を行うの?
病院ではまず、具体的な症状や生活環境、アレルギー歴などを詳しく問診し、花粉症が疑われれば検査を行います。主な検査は次の通りです。 ●鼻鏡(びきょう)検査……鼻の穴を開いて、鼻の粘膜の状態を調べる。正常な鼻の粘膜は薄いピンク色だが、花粉症を起こしている鼻の粘膜はむくんで白っぽくなっている。 ●鼻汁細胞検査……鼻水を顕微鏡で調べると、花粉症の場合、好酸球(こうさんきゅう・白血球の一種、アレルギー反応が起こっているときに出てくる)がたくさんみつかる。 ●血液検査……血液中の好酸球の数やIge抗体の濃度を調べる。
また、花粉症と診断された、なんの種類の花粉が原因かを調べるために、次のような検査が行われます。 ●アレルゲン皮膚反応検査……腕の内側にアレルゲンエキスを1滴たらし、そこを針などで引っかいて反応を調べる「スクラッチテスト」と、アレルゲンエキスを直接皮膚に注射して反応を調べる「皮内テスト」がある。短時間で簡単にでき、完全で確実な検査法。 ●血清抗体検査……血液を採り、ある腫の抗原に反応するIgE抗体がどれだけあるかを測定。花粉だけでも58種類を調べることができる。「CAPシステム」「MAST法」など、新しく開発された検査法が普及し、アイソトープ(放射性物質)を使わず、1度に数種類を調べられるようになった。
花粉症の治療は「メディカルケア(医師による治療)」と「セルフケア(患者さんが花粉症の原因を避けること)」の二人三脚によって、はじめて克服することができます。メディカルケアは、つらい症状を一時的に抑える薬による対症療法と、症状が出る前に薬で抑える予防的治療があります。
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