 | 生活改善の指導に加え薬による治療を行います |
病院では問診の後、過敏性腸症候群かどうかを診断する「積極診断」として性格テストや心理テスト、自律神経の働きを調べる検査などを行います。さらにほかの病気がないかを調べる「鑑別診断」あるいは「除外診断」を行います(表参照)。 過敏性腸症候群の治療は、まず病気の内容や病気が起こった背景(生活習慣や性格など)を明らかにし、医師と深い信頼関係をもって二人三脚で治療を進めることが重要です。過敏性腸症候群の人は「心配しなくても大丈夫」と説明しても納得せず、かえって悩んでしまうことが多いからです。 治療の主軸となるのが、生活習慣と食事の改善です。病気について心配し過ぎないようにし、規則正しい生活を送るなど、健康人としての生活習慣を身につけます。 便秘や下痢などの症状を改善するためには、腸の運動を調整する「腸運動調整薬」や鎮痙薬、抗うつ薬、軽い精神安定剤などを処方します。ストレスや緊張をやわらげる「自律訓練法」などの精神療法を指導する場合もあります。 |