| 人の歯は普通、親知らずを除けば28本。平成5年の歯科疾患実態調査によると、70歳の人は平均17本の歯を失い、ほとんどの人が入れ歯のお世話になっています。歯の健康は快適な食生活と対人関係などQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)に大きく関わりますから、1本でも多く、自分の歯を残したいものです。 さて、歯を失う原因ですが、一般に30歳までは虫歯が、30代以降は歯周病が第一位にあげられます。30代以降に歯周病が多く起こるのはプラーク(歯垢)がおもな原因ですが、成人になると体全体の免疫機構がストレスなどによって弱ってくるため、歯ぐきにも影響を与えることが考えられます。 歯周病は最近よく聞かれるようになりましたが、実は昔からあった病気。昔は年齢とともに歯ぐきが悪くなり、歯がグラグラして抜けるのは当たり前と考えられていたため、歯周病を治療するという意識がなかったのです。 とはいえ、歯周病の患者さんは年々増加しており、40歳の人の8割以上、程度の軽いものを含めると成人のほとんどが歯周病にかかっているといわれます。さらに最近は低年齢化し、5〜14歳で38パーセント、15〜24歳で59パーセントの人が歯周病の予備軍である歯肉炎にかかっているのが現状です。 |