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高血圧症の治療の目的は、単に血圧を下げるためではなく、血圧をきちんとコントロールすることで、合併症の発症とそれらによる死亡を抑えることにあります。
治療は血圧値に加え、合併症の有無や病状など、患者さん個々の状況に応じて進めます。具体的には次のふたつが基本です。
●生活習慣の修正……高血圧症は環境因子が大きく関わるので、生活習慣の修正が重要。塩分(ナトリウム)の摂り過ぎ、適正体重の維持、適度な運動、禁煙などを指導。ただし、続けられないような無理な修正は避ける。
●薬物療法……生活習慣の修正で思うように血圧が下がらない場合や合併症の可能性が高い場合に実施。降圧薬を用いて血圧を目標値まで下げ、合併症を防ぐ。
一般に、比較的軽い場合は生活習慣の修正を半年〜1年続け、改善しない場合は、薬物療法を開始します。高リスク(血圧レベルが重症で合併症がある)の場合などは、直ちに薬物療法を始め、生活習慣の修正を併用し、血圧をコントロールします。
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