

夏でもオフィスでブランケットが手放せなかったり、おふろに入ったばかりなのに手足がすぐに冷えてしまったり--。冷えを気にする人はたくさんいるから、とあたりまえに思っていたり、体質だから、とあきらめていませんか?
でも冷えは、東洋医学の世界では漢方院へ通って治療するもの、とされているれっきとした病気なのです。
冷えのタイプはさまざまですが、大きく分けると、ダイエットや運動不足で「体に冷えをため込んでいく」タイプと、低血圧や貧血などで「熱をつくる力が低下している」タイプに分けられます。
さらに、おふろをシャワーですませたり、冷たいものや甘いものばかりを好む食生活、冬場の薄着など、普段の生活にも冷えにつながる原因はたくさん。
体に負担をかけず、体質から冷えを改善するには、温かいハーブティーを飲んでリラックスするなど、ふだんの生活に取り入れやすい方法から始めるのがおすすめ。また、冷え対策の漢方薬は比較的市販でも手に入りやすいので、医師や薬剤師に相談しながら自分の体質に合ったものを見つけていくのもいいでしょう。















むくみは、水分代謝がわるくなり、体に水分がたまりすぎた状態。東洋医学では、体内の水分バランスが崩れると、めまいやだるさ、水太りなどにつながると言われ、最も気をつけたい症状のひとつと捉えられています。
「朝はすっと履けた靴が、夕方になるときつく感じる」という程度のむくみは、翌朝に解消しているのであれば誰にでもあることですが、くつ下の跡が消えないほどパンパンになったり、足がだるくて眠れない、翌朝になってもむくんだ感じがする、といった覚えがあれば、生薬や東洋医学のちからを借りて体の中から改善していく必要があるかもしれません。
さらに発熱や息切れをともなう場合は、思わぬ病気のサインという可能性も!気になる人は、早めに医師の診断をあおぎましょう。
東洋医学でむくみ対策としてよく用いられるのが「漢方茶」。とりすぎた塩分や脂肪を体の外へ出すと言われるプーアール茶をはじめ、利尿作用の高いもの、発汗を促うながすものなど、市販でもさまざまな種類が揃っているのでティータイムや食事に気軽に取り入れて。

ストレスがたまっている疲れやストレスがたまっていると、自律神経のバランスが崩れ、体の水分を調節するちからが低下する原因に。
タイトな服装が多いきつい下着や先の細い靴などを長時間着けていると、血液やリンパのスムーズな流れを妨げ、むくみを引き起こすことに
立ち仕事が多い立ちっぱなしや外まわりが続くと、筋肉が疲れて血液の循環が悪くなることも。
濃い味が好き塩の主成分、ナトリウムは体の中に水分をため込む作用が。摂りすぎるとむくみの原因となってしまいます。
デスクワークが多い座ったままなど、同じ姿勢を続けていると、筋肉を使わないため血流が滞り、水分がたまりやすくなります。
お酒大好き!利尿効果があると言われるお酒ですが、飲みすぎると体が水分不足の状態になり、水分の吸収が過剰になって逆にむくみやすくなります。
冷え性が気になる体が冷えると血行が悪くなり、余分な水分が体内に残ったままになってしまいます。
ダイエット中極端なダイエットで肉類などのタンパク質をセーブすると、血液中のタンパク質が減って体内の水分バランスが崩れてしまいます。
※ ひとつでもあてはまる項目がある人は、むくみ改善を目標にライフスタイルを見直してみましょう。






貧血は、その名のとおり体内の血液が足りない状態のこと。東洋医学の世界では貧血を“血虚(けっきょ)”と呼び、医師の指導のもとライフスタイルの見直しや漢方薬の処方などを行うケースも多い症状です。
なかでも、貧血対策に大切なのが食生活。「血」は食べ物から作られるのが基本で、バランスのとれた食事は全身に栄養や酸素をゆきわたらせ、体の健康はもちろん美しい肌や髪を保ってくれるのです。
さらに、仕事や家事がいそがしすぎたりストレスがたまるなど体やこころに負担がかかると、胃腸の吸収機能の低下から貧血になりやすいとも言われています。
「疲れやすくてなんとなくいつもだるい」「朝起きるのがつらくて、起きてもしばらくはボーっとしてしまう」など、ちょっと元気がなくなっている時は、まず鉄分やミネラルたっぷりの食材を使った食事を心がけ、できるだけゆっくり休むこと。外食が多くコントロールがむずかしい時は、ナッツやドライフルーツ、黒ごまを使ったお菓子などを上手に利用してみましょう。また、貧血は体が冷えやすい人に多いため、紅茶など発酵度の高いお茶も高い改善効果が期待できます。
1日に必要な鉄分は、女性が12g、男性が11g。食事から効率よく摂るには、動物性の食材と植物性の食材をバランスよく組み合わせることが大切です。また、血をつくる作用がある良質のタンパク質や、鉄の吸収を助けるビタミンCなども合わせていただきましょう。







