女性は年齢と共に、女性ホルモンや環境の影響で様々な症状が出てきます。
座談会参加者から聞いた、リアルな悩みや体験をご紹介します。

参加してくれた読者の方
編集A(50代女性)
特に「冷え」に悩む漢方生活を送る。
B山さん(40代女性)
2歳の子どもが1人。髪の変化に悩んでいる。
C本さん(50代女性)
疲れやすいのが悩み。様々なケアで対処中。
目・髪の不調、疲れ……。訪れる体の変化

B山さん とにかく疲れやすさを感じます。私は3年前に子どもを産みましたが、それからとても疲れやすくなりました。出産だけが原因だとは思えなくて……。あとは、目がかすんで、近くの物が見えづらくなってきましたね。
編集A 目のかすみは私も感じています。だましだましきていたけれど、もうダメ。(笑) あと、疲れやすくなったのも、強く感じますね。前はマッサージやエステに行けば何となく解消されていた疲れも、全然とれなくなりました。表面的なケアでは追い付かなくなってきてしまったんですね。だから今は、漢方を毎日のんで内側からのケアに気をつけています。
C本さん うんうん。というか、そもそもエステやマッサージに行くこと自体も疲れちゃうよね(笑)。
編集A・B山さん 分かる!(笑)
編集A あと、行く回数が増えたのは美容院。白髪や抜け毛が気になるようになって、マメに行くようになりました。
B山さん 私も出産を機に、抜け毛が多くなりました。同時に白髪もすごく増えて、一気に老いがきた感じでした。髪は見た目にすごく影響するので、悲しかったですね。
編集A 髪は本当に悩みますよね。恐らく、年齢を重ねる上で、髪の毛が一番見た目的に悩む部分ではないでしょうか。白髪や抜け毛だけでなく、ツヤがなくなったりパサついたり……。美容面でも、お金や時間をかなり使うようになりました。
B山さん 私は逆なんです。子どもができてから美容に全然お金や時間をかけられなくなってしまいました。本当はマッサージや美容院にゆっくり行きたいのですけど……とにかく時間がないです。
編集A 同じ年齢でも生活スタイルによって、悩みや症状が全然違うのも、この世代の特徴かもしれないですね。
からだケアで始めるご機嫌生活

C本さん 私は毎朝目覚めて起き上がる前に自分の体の「ご機嫌」をうかがうようになりました。「今日は頭痛くない?」「体は冷えていない?」って自分に聞いてから、それに合わせた“からだケア”で1日を始めます。体が冷えているなと感じた日には、温かい白湯を飲みます。
B山さん あ、それ、分かります。私は夜、自分の体のご機嫌をうかがっています。胃もたれしそうだから、今夜のお菓子はやめておこうとか、月曜日の夜はゆっくり休もうねとか。
C本さん 知らず知らずに自分をいたわっているんだよね。自分の体は自分で介護するって感じ。(笑)
編集A それってすごくいいことだと思います。自分ができるだけご機嫌で気分よくいられるためにってことですものね。自分の体と少しずつ仲良くなるというか、折り合いをつけるというか……。
B山さん そうですね。日々すごく考えていることですね。
C本さん 毎日機嫌よく過ごすためにも、自分のできる範囲で簡単に続けられるケアが、1個ずつ増えていくといいなって思います。
◆ 今回のキーワード
目のかすみ
40代以降の場合、最も多い症状の原因は目のピント調節機能の低下。目の健康にはフィトケミカルという、野菜や果物の色素を摂ることが有効です。
白髪・抜け毛
ホルモンバランスの変化を受けて白髪や抜け毛などの症状が増える40代以降。白髪は、抜くと毛根が弱る原因に。白髪染めを使用しましょう。
白湯
朝は温かい物を体に入れることで、体温が上がり、代謝もよくなります。食欲がない時は、1杯のお湯だけでも必ず摂る習慣を。