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【AND PET】体を動かすことが減っていませんか?

11歳のおばあニャン(猫)の「ぼたん」と暮らす筆者が、ぼたんと暮らすことで見つけた心や体にいいことを伝える連載企画です。ペットの健康、ヒトの健康、共に暮らす幸せを再確認。

体を動かすことが減っていませんか?

外出自粛が求められるコロナ禍において、運動不足になってしまうのは致し方ないように思います。スポーツ庁が発表した令和2年度の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、運動不足を感じると回答した人の割合は79.6%。前年から0.9ポイント増となっています。しかし、同じ調査による成人の週1日以上のスポーツ実施率は59.9%と、前年度から6.3ポイント増という結果に。コロナ禍での日常生活の変化などが理由に挙げられていますが、体を動かす機会が減った危機感から何らかのスポーツに取り組み始めた人も多いのではないでしょうか。

年代別運動実施率

出典:スポーツ庁「令和2年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」

厚生労働省は国民の健康維持のため、「健康づくりのための身体活動基準2013」を策定しており、健診結果が基準値範囲内にある18~64歳の人に必要な活動量を以下のように設定しています。

 

●日常生活における身体活動

 →普通の歩行またはそれと同等以上の動きを毎日60分+今より少しでも増やす

●体力の維持・向上を目的として計画的・継続的に行われる運動

 →息が弾み汗をかく程度の動きを毎週60分+運動習慣をもつようにする

 

自分がこの基準をクリアできているか微妙なところですが、ここで注目したいのは、資料の中で「普通の歩行またはそれと同等以上の動き」の具体例として「犬の散歩」が挙げられていることです。犬の散歩時間の目安は1回あたり30分~1時間といわれているので、犬の散歩で健康維持に必要な身体活動の量をかなりまかなえるということになります。エネルギッシュな犬や体の大きな犬の散歩なら「息が弾み汗をかく程度の動き」に当てはまる場合もあるでしょう。運動は続けることに意義がありますが、その点でも毎日行う犬の散歩のメリットは大きいと思います。

体を動かすことが減っていませんか?

犬にとっても、散歩は運動不足やストレスの解消、筋力維持、肥満予防など様々な健康効果をもたらすものです。また、散歩中に他の犬と会ったり、残していったマーキングを嗅いだりすることは、縄張り内の状況を確認し安心を得るという犬の本能を満たすものと考えられています。小型犬に散歩は不要と思っている人がいますが、体調に差しつかえがなければどの犬にも散歩は必要でしょう。

 

一方猫がアクティブに体を動かす場面というと、排泄後や深夜に家の中を猛スピードで走りまわる、いわゆる「トイレハイ」「夜の運動会」などがあります。また、キャットタワーにのぼったり、イスやベッドに飛び乗ったりと、縦方向の動きも活発です。しかし、このような猫にとっての運動に飼い主は不要。猫じゃらしで一緒に遊んだりはするものの、よっぽどハードに遊ばない限り猫と飼い主の運動にはならないと感じています。

 

オンラインエクササイズをする時に、腰から猫のおもちゃをぶら下げて興味をひこうと試みたことがあるのですが、私の動きに今一つキレがないせいか反応なし。猫と一緒に体を動かしてお互いの健康を維持する方法を、今も模索中です。

文・横山珠世セルフドクター編集室

※コラム「AND PET」は隔週月曜日に配信します。

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