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【AND PET】一緒にお出かけできますか?

11歳のおばあニャン(猫)の「ぼたん」と暮らす筆者が、ぼたんと暮らすことで見つけた心や体にいいことを伝える連載企画です。ペットの健康、ヒトの健康、共に暮らす幸せを再確認。

テクノロジーを活用していますか?

猫と過ごせる「キャットコテージ」

リモートワークで迎える2度目の夏。お互いに自宅での仕事に慣れ切ってしまった友人と「ワーケーションとはどのようなものか?」で盛り上がり、滞在先を探してみることになりました。コロナ禍でいつ実現できるかは不透明ですが、海を見ながら仕事するのもいいな、過ごしやすい避暑地も憧れる……などと100%ただのバケーションになりそうな夢が広がります。

 

そんな中で目にしたのが軽井沢プリンスホテルの「キャットコテージ」オープンのニュースでした。軽井沢プリンスホテルにはこれまで犬と泊まれるドッグコテージが25棟ありましたが、新今年の6月、新たに3棟のキャットコテージをオープンさせたのです。

 

それだけ猫の飼い主から一緒に宿泊したいという要望があったということでしょう。犬と一緒に宿泊できる施設があるのは知っていましたが、改めて調べてみると、猫やそれ以外のペットもOKという宿泊施設が全国各地に登場しているようです。

キャットコテージ
軽井沢プリンスホテル イースト「キャットコテージ」は、猫3匹+人2名まで宿泊可能。

軽井沢プリンスホテル イースト「キャットコテージ」は、猫3匹+人2名まで宿泊可能。

ウッドテラスやツインのベッドルームを備えた軽井沢プリンスホテルのキャットコテージには、キャットハウスやキャットタワー、爪とぎ、トイレなど猫用の備品が用意されており、人間も猫も過ごしやすそうです。キャットフード持参というのも、好き嫌いが激しく、療法食を食べている我が家の猫、ぼたんのような猫にはうれしいポイント。コテージなので猫が夜の運動会を開催しても他の方にご迷惑をかける心配はないでしょう。

 

もちろん猫の行動範囲の制限やワクチン接種など細かなルールはありますが、知らない場所で友人やぼたんと共に過ごすことを想像するとワクワクします。我々の場合だと遊んでしまってワーケーションにはならなそうですが、いつものバケーションとも違う「ニャンケーション」が楽しめそうです。

出典:SOMPOひまわり総健リサーチ第3弾「日本のFemtech(フェムテック)市場の可能性に関する調査」

リビングに設置された猫の遊具。ちょっとどんくさいぼたんがこの子のように登れるかは微妙。

果たして一緒にお出かけはできるのか?

とはいえ、ぼたんは完全室内飼いで外出といえば通院くらい。その道中はキャリーバッグの中で不平不満の鳴き声をあげっぱなしです。軽井沢までの長距離移動は、電車はもとより車でも少々難しいかもしれません。先日、原宿の表参道でリードをつけて悠々とお散歩をしている猫を見かけましたが、この子のような猫ならきっと大丈夫なのだろうなとうらやましくなりました。

キャリーバッグの中ではいつもご機嫌斜めなぼたん。声をかけても知らんぷり。

キャリーバッグの中ではいつもご機嫌斜めなぼたん。声をかけても知らんぷり。

そういえば、動物も乗り物酔いをするとご存知でしょうか? 飼い主さんが運転する車の窓から顔を出し、気持ちよさそうに風を浴びている犬を見かけますが、知人の飼っている犬は乗り物酔いが酷く、やむを得ず乗せると体を震わせて涙や鼻水、よだれを垂らして苦しみます。人間と同じく酔う・酔わないは犬それぞれのようです。

 

先日お話をうかがった医師によると、ペットが乗り物酔いをするのは、自らの意思に関わらず「乗り物で移動させられる」という受動的な動きに体が対応できないからなのだとか。自ら歩く、走るといった能動的な動きでは効果的に働く三半規管や耳石器などが、受動的な動きでは乱れてしまうのが原因だといいます。自分が運転している車では酔わないのに、助手席や後部座席では酔ってしまう人がいるのも理由は同じです。

 

人間は乗り物に乗る経験を増やすことで揺れや振動に慣れ、乗り物酔いへの耐性がつくようですが、猫はどうでしょう。ぼたんは近距離移動の経験しかなく乗り物酔いをするかどうかは分かりません。でも、無理やり連れだして酔わせてしまってはかわいそう。遠方へのお出かけにはなかなか踏み切れそうにありません。

文・横山珠世セルフドクター編集室

※コラム「AND PET」は隔週月曜日に配信します。

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