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【AND PET】留守番をさせられますか?

11歳のおばあニャン(猫)の「ぼたん」と暮らす筆者が、ぼたんと暮らすことで見つけた心や体にいいことを伝える連載企画です。ペットの健康、ヒトの健康、共に暮らす幸せを再確認。

いびきをかきますか?

犬よりも猫の方が留守番させやすい

人間と暮らす生き物がどうしても避けられないのが留守番ではないでしょうか。「ペットがいるから旅行に行けない」という声もよく耳にします。

 

飼い主目線で言うと、日々の散歩が必要な犬に比べると猫はお留守番をさせやすいと思います。もともと群れで生活する犬と、単独で生きる猫という性質の違いも関係するでしょう。実際、犬の場合は日をまたぐ留守番はNGとも言われますが、猫ではそのようなことはあまり言われません。

最近はペットと泊まれる施設も増え、一緒に旅行しやすくなりました。

最近はペットと泊まれる施設も増え、一緒に旅行しやすくなりました。

我が家のぼたんも2泊3日までの留守番は大丈夫なようです。もちろん、食事を十分に用意し、換気と室温に注意して出かけます。帰宅するといつも以上に甘えてくることもありますが、ほとんどの場合は「あ、帰ってきたの?」という感じ。普段とあまり変わりません。むしろ「元気にしているかな……」などと、ぼたんが恋しくなってしまう私のメンタルの方が危ういです。

 

ただし、これはあくまでぼたんの場合。子猫や高齢猫、体調がよくない猫などはあまり長く留守番をさせない方がよいでしょう。甘えん坊で寂しがりやの猫も注意が必要かと思われます。

長期間の留守番はどうする?

水分を摂らないと腎臓に影響が出てしまうので、水は数カ所に用意しておきます。

水分を摂らないと腎臓に影響が出てしまうので、水は数カ所に用意しておきます。

では、飼い主の海外旅行や入院などで長期間の留守番をさせる場合はどうするか。いくつかの方法があります。

 

・ペットシッター

自治体などに動物取扱業者として登録している方が自宅に来てお世話してくれます。環境が変わらないためペットのストレスが少ないと思います。私も利用しています。

 

・家族・親族

近くに家族や親族が住んでいれば、お世話を頼んでもいいでしょう。気安さもありますし、留守宅の人の出入りに慎重な方におすすめです。

 

・ペットホテル

動物病院やトリミングサロンなどでペットホテルを併設している所があります。特に動物病院なら、ペットの体調に不安がある時やいざという時にとても安心でしょう。

 

・猫友互助会

私は猫を飼っている友人が多いので、友人同士で互助会とも言える関係ができています。お互いに合い鍵を持ち、何かあればスケジュールを調整しあってお世話に駆けつけます。みんな猫に慣れていますし、急なお願いがしやすく、それぞれの猫の性格も分かっているので安心です。

ペットシッターを利用してみる

(出典)SNOWペットシッター株式会社調査(2020年)

(出典)SNOWペットシッター株式会社調査(2020年)

ペットシッターの存在を知っていても、利用したことがある人や利用予定のある人は意外と少ないようです。SNOWペットシッター株式会社の調査では、実に92%の人が利用も利用予定もないと答えていますし、確かに私の周りでもペットシッターを利用している人はあまりいません。利用を考えている人の参考までに、私がお願いしているペットシッターさんとの出会いと、依頼してからの流れなどをご紹介します。

 

もともと旅行や帰省で長い期間家を空けることが年に数回ありました。それは私にとって必要なこと。ぼたんと暮らすようになったからといって、それを我慢することは考えませんでした。その対策として上記の選択肢の中から選んだのがペットシッターです。

 

自宅に来てもらえるためぼたんの負担が軽いであろうことが最大の理由です。友人や家族でもいいのですが、一緒に旅行することも多いので、旅行や帰省のような日程が予め決まっている場合はペットシッター、突発的な場合は友人や家族と使い分けています。

 

近所に知り合いなどもいないため、ペットシッター探しはネット頼み。我が家がペットシッターの対象エリアにあること(遠方だと追加料金がかかったり断られたりします)、動物取扱業登録やペットシッター士、愛玩動物飼養管理士といった資格保有が明記されていること、お世話の後にペットの様子を報告してくれること、口コミの評価などを基準に選びました。

 

依頼からの流れは以下のようになります。あくまで我が家の場合であり、ペットシッターによって異なります。

 

①メールなどで日程をお伝えして依頼

②事前に会って依頼内容の確認と鍵のお渡し、お支払いをする

③ごはんなどは分かる場所に用意しておく

④留守中のお世話(ぼたんの場合は2日に1回)

⑤鍵を返却してもらい終了

 

お互いに嫌な思いをしないように、貴重品や見られたくない物は出しっぱなしにしておかない、部屋の中は片づけておくといったことは最低限のマナーかと思います。

 

金額は1日1回当たり3000円(交通費込み)で、かかりつけの動物病院併設のペットホテル1泊分よりは高くなりますが、留守中ずっと預けるよりお手頃です。もちろん、金額はペットシッターにもよりますし、何匹いるか、1日に何回来てもらうか、犬なら散歩は何回かなど内容によって変わります。エリアによっても相場は異なるでしょう。

 

でも、自分の留守中に家に入って命あるものの世話をしてもらうのですから、金額以上に「信用」と「人柄」が大切なのではないでしょうか。実は現在お願いしているペットシッターさんは2人目。ぼたんと暮らし始めて最初にお願いした方は、ぼたんの世話には不満がありませんでしたが、報告や鍵の返却が予定より遅れたことが引っかかり、改めてネットで探して今のペットシッターさんと出会いました。

 

現在お願いしている方とは、かれこれ6年ほどのお付き合いに。最初に依頼した時はまだ開業したばかりのようでしたが、鍵の受け渡しにも書類のやり取りがあり、きちんとした印象でした。これまで鍵の返却などが遅れたことはありません。また、訪問後に毎回メールで報告をしてくれるのですが、送ってもらった画像からもぼたんがデレデレに甘えているのが分かります。飼い主としては嫉妬してしまいますが、それもぼたんと向き合ってくれる人柄の現れでしょう。

 

旅行も帰省もできないコロナ禍において、ペットシッターさんに依頼することは1年半以上ありませんでした。先日久しぶりにお会いしたのですが、やはり影響は大きいようで「開店休業ですよ」とのこと。早く以前の生活が戻ることを願うばかりです。

文・横山珠世/セルフドクター編集室

※コラム「AND PET」は隔週月曜日に配信します。

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