農教室の部活動のような形で、月に一度、希望者で行われているのが養蜂部会である。ここで飼育しているのは日本の在来種、ニホンミツバチ。養蜂ではヨーロッパで飼育しやすいように品種改良され日本に持ち込まれたセイヨウミツバチが主流だが、最近はニホンミツバチも増えていると聞く。日本にいるミツバチはこの2種類だけだが、そもそもミツバチは世界中でもたった9種類しかいないそうだ。見た目は、ニホンミツバチは黒っぽくて小柄、セイヨウミツバチは黄色っぽくて大き目。サイズは並んでもらわないと分からないので「お腹のシマシマの幅が広くて黄色い面積が大きいとセイヨウミツバチ」と覚えておく。翅(はね)にある脈で見分けることもできるらしい。シマ模様も脈もハチごとの個体差はないのだろうか。