ヘルス&ビューティ研究所
report02 フラバンジェノール研究室
「健やかに、美しく」と願う人々の注目の的!フラバンジェノール
フラバンジェノールって何?
なぜ注目されているの?
フラバンジェノールの機能
データで実証!フラバンジェノールのちから
Q&A
「フラバンジェノール」「FLAVANGENOL」は登録商標です。
フラバンジェノールって何?

発見のきっかけは、ピーナッツの赤い薄皮
松に命を救われた探検隊
フランスの“逆説”は赤ワインが原因!?
ちょっぴりのビタミンCにもしっかり利用
フラバンジェノールの化学組成
フラバンジェノールがあるのはナポレオンのおかげ?

■ 発見のきっかけは、ピーナッツの赤い薄皮
健康づくりや美肌づくりに関心の高い人々が注目する「フラバンジェノール」。フランス海岸松(かいがんしょう)の樹皮抽出物です。松のあのゴツゴツとした樹皮の中に、こんな魅力的な物質があることを発見した人に、大いに感謝しなければいけません。けれども、フランス海岸松が注目されたのには、意外な理由がありました…。

1945年、当時若干25歳だったマスケリエ博士は、ピーナッツを包んでいる薄皮の赤い色素に毒性があるかどうかの研究を依頼されました。ピーナッツから油をしぼった後に残った薄皮を含むカスを動物の飼料にできるかどうか調べるためです。

博士は赤い物質に毒性がないことを証明。さらに化学構造の研究に取り組み、1947年、OPC(oligomeric proanthocyanidin オリゴメリック・プロアントシアニジン)というポリフェノールの一種を取り出すことに成功したのです。このOPCこそが、フラバンジェノールの機能の源でした。

その後の研究で、OPCが血管強化作用をもつことが解明され、血管保護薬も開発されました。けれども、ピーナッツは輸入元であるセネガルで殻をくだき、ナッツの部分だけが輸入されるようになったため、赤い薄皮が手に入らなくなってしまったのです。

【写真】左:フランス海岸松/右:日本の松
マスケリエ博士は、ナッツの部分の油脂成分が酸化したり腐ったりするのを、赤い薄皮のポリフェノールが防いでいると考えていたため、これと同じ組み合わせが考えられる植物を探すことにしました。そして、たどり着いたのがフランス海岸松だったのです。
博士は、地元フランスのランド地方の松が、ピーナッツの薄皮を連想させる赤い物質で覆われていることを見逃さなかったのです。実際に調べてみると、松の樹皮にはOPCが豊富に含まれていました。
OPC(oligomeric proanthocyanidin オリゴメリック・プロアントシアニジン):ポリフェノールの一種で植物を太陽光線から守り、遺伝子を保護する働きがあります。その抗酸化力は、ビタミンCの数十倍から数百倍という説もあります。人間の体内では優れた抗酸化力を発揮するといわれ、生活習慣病や老化に対する機能で注目されています。
ポリフェノール:同一分子内に複数のフェノール性水酸基をもつ分子の総称。ポリフェノールという固有名詞をもつひとつの物質があるわけではありません。植物の色素、苦味や渋み成分に含まれている物質で数千種類あり、すべてが強力な抗酸化作用をもっているといわれています。
■ 松に命を救われた探検隊
フラバンジェノールの働きについては、とても有名なエピソードがあります。時は、約470年も前の「大航海時代」までさかのぼります。

フランス国王フランソワ一世の命を受けたフランス人探検家ジャック・カルティエは、3艘の船を指揮して北米大陸に向かいました。そして、1535年、カナダ東海岸のセント・ローレンス湾に到着。周辺を探検し、現在のケベック地方を「発見」しました。彼は、セント・ローレンス湾からさらに、セント・ローレンス川をさかのぼり、さらに上流をめざしました。ところが、その冬、彼らの船は激しい寒波に見舞われ、氷に閉じこめられてしまいます。

氷が溶けるまでの数ヶ月、食糧が尽きてしまうことは免れたものの、野菜や果物などの新鮮な食べ物が底をつき、隊員たちは塩漬けの肉やビスケットなどの保存食で食いつなぐしかありませんでした。その結果、多くの隊員が、体力が低下して衰弱したり、極端な疲労感に見舞われるなどの症状で苦しみ、多数の犠牲者がでました。そんな時、カルティエ隊に救いの手をさしのべたのは、カナダ先住民ヒューロン族でした。彼らはアネダ(anneda)と呼ばれる松の一種の樹皮と葉の抽出液を飲み、痛む関節に塗ることをすすめたのです。その結果、たくさんの隊員の命が救われたのです。

この時の隊員たちの症状は、主にビタミンCの不足から発症する壊血病の典型的なものでした。壊血病は、当時、長期の船旅にはつきものの病気とされ、別名「Scourge of Sea(海の病気)」とも呼ばれていました。

すでに470年も前に、大切な命が松樹皮抽出液によって救われていたのです。
壊血病:ビタミンCが欠乏して起こる病気。歯肉からの出血・全身倦怠・衰弱など。
大航海時代:スペインやポルトガルをはじめとする西欧の国々が大西洋やインド洋に進出していった15世紀末から16世紀の初め頃。
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