ヘルス&ビューティ研究所
report03 コエンザイムQ10研究室
健康にも美容にも 「コエンザイムQ10」?
コエンザイムQ10って何?
コエンザイムQ10の機能
コエンザイムQ10のここに注目!
Q&A
コエンザイムQ10のここに注目!
■ 持久力アップや疲労回復にも
からだの中で特にエネルギーを必要とするのが、心筋と骨格筋です。運動を長時間続けると筋肉に疲労がたまり、体内でのエネルギー産生がスムーズにできなくなってしまいます。
「コエンザイムQ10」はエネルギーの源であるATP(アデノシン三リン酸)の産生をサポートする物質。体内に十分な量を補えば、体内のエネルギー産生がスムーズにおこなわれ、スタミナが続き、持久力や体力の向上が望めるのです。
もちろん、スポーツ選手だけでなく、水泳やテニス、ゴルフなど、趣味で運動を楽しむ人にも効率的なエネルギー産生はよい結果をもたらし、また、持久力の向上などにより、疲労を未然に防ぐことも期待できます。
【コエンザイムQ10は持久力を高める】



出典:Ylikoski et al.,Mol.Aspect Med.l,18,s283-s283-290,1997
トップレベルのクロスカントリースキー選手25人を2群に分け、1日90mgのコエンザイムQ10とコエンザイムQ10を含まない対照物をとってもらい、6週間後と12週間後に持久力の指標となる最大酸素摂取量を調べた。対照期間は変化がないが、「コエンザイムQ10」を摂っていた期間は酸素最大摂取量が高まった。
【コエンザイムQ10は疲労をおさえる】



出典:獨協医誌5(2),199-206,1990
運動部に所属する19〜24歳の大学生16人にコエンザイムQ10を1日300mg摂取してもらい、自転車こぎマシンを限界までこいでもらって疲労度を調べた。疲労によって味覚が鈍くなるので、電気味覚計で疲労度がわかる。投与前、1週間後、2週間後とコエンザイムQ10をとっている期間が長くなるほど、運動前後の味覚の変動が少なくなり、疲労が軽くなってることがわかった。
■ 1957年に“発見”された「コエンザイムQ10」
「コエンザイムQ10」は、1957年、米国ウイスコンシン大学のクレーン博士によって発見されました。「コエンザイムQ10」が人間のエネルギーをつくりだす「ATP(アデノシン三リン酸)」の産生を助け、この物質がないと「ATP(アデノシン三リン酸)」が産生されないことがわかったのです。クレーン博士は、このキノン構造をもつ物質を、「コエンザイムQ」と名づけました。
同じ年、英国リバプール大学のモートン博士は、キノン構造をもつ物質が動物や植物、酵母など広く自然界に存在することを発見。「ユビキノン」と名づけました。
その後、「コエンザイムQ」と「ユビキノン」は同じ物質であることが確認され、1958年、米国のメルク研究所のフォーカス博士らによって化学構造が決定されました。
いろんな名前で知られています。
発見された当初から「コエンザイムQ」と「ユビキノン」、2つの名前をもっていた「コエンザイムQ10」ですが、ほかにも、コエンザイムQの和訳である「補酵素Q」、またビタミン様作用物質であることから「ビタミンQ」と呼ばれることも。また「CoQ10」と表記して「コーキューテン」と呼ばれることも多いようです。
補酵素:私たちのからだの中では、酵素の働きによってさまざまな物質がつくられたり分解されたりしており、この酵素の働きを助ける物質。
ビタミン様作用物質:ビタミンの定義には入らないが、ビタミン同様体内で大事な働きをしている物質の総称。その物質を摂らなくても欠乏症が起こらなかったり、成分の一部が体内で合成されたりするなど、100%ビタミンの定義に合致しているといえないものをさす。ただし、その中のいくつかをビタミンとして扱っている研究者もいる。「ルチン」や「カルチニン」、「フラボノイド」や「リポ酸」などもビタミン様作用物質に含まれる。
■ すでに「ノーベル賞」も授賞!?
1978年、英国のミッチェル博士は、「コエンザイムQ10」によるATP(アデノシン三リン酸)産生の仕組みを解明。その功績により、ノーベル化学賞を授賞しました。およそ30年も前からすでに、「コエンザイムQ10」は世界的に注目される物質だったのです。
(→詳しくは『コエンザイムQ10』の機能」)
Copyright(C) Selfdoctor.net All Rights Reserverd.
ヘルス&ビューティー研究所