ヘルス&ビューティ研究所
report12 EPA研究室
血液サラサラの味方!「EPA」って何?
脂質を知ろう!(1)「コレステロールと中性脂肪」
脂質を知ろう!(2)3つの「脂肪酸」
◆コラム◆グリーンランドでは心臓病が少ない!?
◆コラム◆グリーンランドでは心臓病が少ない!?

グリーンランドのイヌイットの人々とデンマークの人々の、食事内容と心臓病による死亡率の違い
日本でも実証!多くの魚を食べる地域と、そうでない地域の違い

グリーンランドのイヌイットの人々とデンマークの人々の、
食事内容と心臓病による死亡率の違い
EPAが広く認知されるようになったのは、1970年代半ばからのDyerberg(ダイアベルグ)らによる疫学調査が発端です。
この調査で、デンマークの人々と、グリーンランドに住む先住民族イヌイットの人々の食事内容と心臓病による死亡率の違いが着目されました。

調査の結果、同じ程度の脂肪を摂取していましたが、デンマーク人が動物性の脂肪を摂取していたのに対し、グリーンランドのイヌイットは魚やアザラシから脂肪を摂取して
おり、心筋梗塞や狭心症による死亡率が非常に少ないことが分かりました。

魚やアザラシの脂肪にはEPAが多く含まれており、グリーンランドの人々の血中に不飽和脂肪酸であるEPAが高濃度に含まれていることが分かったのです。そこで、EPAが心臓病の発症を予防する効果があるのではないかと期待されるようになりました。

グリーンランドのイヌイットとデンマークの白人の死亡率
日本でも実証!
多くの魚を食べる地域と、そうでない地域の違い
日本においても、千葉大学の研究者が、千葉県の漁村と農村の住民の疫学研究を行っています。
漁村の住民は農村の住民よりも多くの魚を食しており、血中の脂肪酸を分析した結果、漁村の住民ではn-3系脂肪酸EPA含量が農村の住民よりも多く、さらに血小板凝集能が抑制されていることが判明しました。
漁業地域と農業地域の死亡率
また、他の漁村での心・脳血管疾患の死亡率が都市部に比べて低いという統計データの結果もあり、日本人においてもn-3系脂肪酸EPAと心・脳血管疾患の死亡率低下との関連が示唆されました。
EPA消費量と動脈硬化性疾患死亡率
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