家庭でできる救急対策

+野菜や果物の薬効で病気を癒す おばあちゃんの知恵袋

おばあちゃんから母親へ、そして子どもたちへ。昔から受け継がれ、工夫を重ねてきた野菜や果物の薬効で病気を癒す民間療法。それは、かけがえのない家族の健康を気づかいながら自然のなかで暮らし続けてきた" おばあちゃん" たちの知恵から生まれた、人に優しいヒーリング。 さあ、みんなでおばあちゃんの知恵袋を学びましょう。

かぜのひきはじめ 梅干しの黒焼き

▶症状
かぜはありふれた病気でありながら、こじらせると合併症を引き起こしたり、体力を著しく消耗させて万病のもとにもなりかねません。合併症のうち肺炎には特に警戒が必要で、幼児や肺機能が低下している高齢者にとっては、生命にかかわる重大な事態になることも。原因は主にウイルスの感染で、一般的に、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などの呼吸器の症状や、発熱、悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状がみられます。また、下痢や腹痛など消化器に病変があらわれることもあります。

▶POINT
 梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復に役立ち、消化を助けます。また、抗菌作用や発汗作用があり、熱っぽさを発散させるなどかぜの諸症状を緩和する薬効があります。

1. 梅干し2個を金網、またはオーブントースターで黒く焼き色がつくまで焼きます。
2. 湯のみに移し、熱湯を注いで熱いうちに飲みます。

※好みで黒砂糖を加えても。エキスを飲むだけでなく梅も食べましょう。そのほか、体を温めて発汗、解熱などの作用があるねぎやしょうがも効果的。ねぎは白い部分を刻んでみそを加えたねぎ湯にし、しょうがはすりおろして熱い甘酒に入れて飲むと、かぜのひきはじめによく効きます。
▶症状
 のどかぜと呼ばれる急性咽頭炎は、のどの広い範囲に炎症を越こし、周辺のリンパ節が腫れた状態。咽頭の不快感や痛み、乾燥感のほか、発熱や全身の倦怠感といった症状があります。口を開けると、咽頭の粘膜が赤く腫れて、痛みが強い場合は食物を飲み込めなくなることも。食事を柔らかくするなどして、十分栄養を摂りましょう。のどの痛みはかぜ以外のウイルスや細菌の感染でも起こり、急性中耳炎や腎炎などのやっかいな合併症を誘発することもあります。軽視せず、痛みが長引くようであれば医師の指示うこと。

 ▶POINT
ねぎには粘膜を過度に刺激して潤し、保護する作用があり、また、ビタミンA 、B 、C を含んでいますので、粘膜の強化にも役立ち ます。

1. 長ねぎの白い部分 2本分をそれぞれ5cm程度に切り、金網であぶります。
2. 火から下ろして縦割りにし、切り開いた側を喉に当て包帯などで巻きます。

※乾いたら取り替えましょう。塩水、塩湯のうがいものどの痛みを軽減させてくれます。 1日に4~ 5回、のどの奥まで通るように飲み込む要領でうがいするのがポイント。

うっかりやけど じゃがいも湿布

▶症状
調理中などにうっかりやけどをしてしまっても、応急手当てのポイントを押さえておけば慌てなくてすみます。まず水で冷やす応急処置を。手当てをしながら、やけどの面積や深さを観察し、面積が小さく、表皮が赤くなって痛むだけなら家庭での手当てで跡を残さずに治せますが、水ぶくれができたり、皮膚が変色していたら、皮膚科で治療を。油の熱傷は皮膚の深部までダメージが及んでいることがありますので、要注意。やけどの面積が大人で体表の2割、子どもと高齢者では1割以上になると、生命にかかわります。