健康な体は正しい姿勢から(2)

健康な体を維持するためには正しい姿勢を保つことが大切です。
猫背や横座りなど、体に悪影響をもたらす姿勢をとらないよう、日ごろから注意しましょう。

よくない姿勢が筋肉に悪いクセをつける

筋肉には適応性があり、クセがつきやすいのです。たとえば猫背のときには胸の筋肉(大胸筋)が縮まった状態になっていますが、その姿勢を取り続けていると、筋肉がその状態をいちばんラクだと思い込んでしまいます。そして、いつもその姿勢を取らせようと働きかけるようになります。こうして筋肉にクセがついてしまうと、猫背などのよくない姿勢が日常生活で習慣化してしまいます。
  仕事や運動をしているときは、基本姿勢をとることができません。字を書くにしてもパソコンに向かうにしても、それなりに背中を丸めたほうがやりやすいことが多いからです。デスクワークの際はまず、筋肉に悪いクセをつけないよう、机やいすの高さを調節しましょう。
 そして大切なのが、クセのついた筋肉を意識して元に戻す習慣をつけること。どんな姿勢で仕事をしていようとも、一段落したらスッと背筋を伸ばして基本姿勢に戻す習慣を、ぜひ日常生活に取り入れてください。 その際、必ずあごを引いた状態で頭を上げましょう。あごが上がっていると頭の重さは肩の筋肉にかかったままになり、筋肉が緊張から解放されません。
 体によくない姿勢は背骨や骨盤を歪めて健康を損ねるだけでなく、老けた印象を与えることにもなります。日常生活では背筋を伸ばし、あごを引いた基本姿勢を常に意識するように心がけましょう。そして立ったり歩いたりするときこそ、この基本姿勢を守るようにしてください。