添付文書の読み方、活用法

一般用医薬品(市販薬)を購入するとついてくる添付文書(説明文書)には、私たちが安全かつ効果的に薬を服用するための大切な情報が記されています。今回は、その添付文書の役割と読み方、活用法について解説します。

目次

データ解説

一般用医薬品の用法について不明点があるときの対策として、読者の約半数は「添付文書を読む」、4分の1が「薬剤師に聞く」を挙げた。一方で、「分からないことがあってもとりあえず服用する」という人も1割強に上った。さらに、読者のコメントからも、「薬を正しくのむ」ことに対する意識がまだまだ低いことがうかがえる結果となった。

一般用医薬品の添付文書にはどんなことが書かれているの?

適切に、安全に薬を使用するための大切な情報源です
-読んでも理解できない場合は、薬剤師に相談を
一般用医薬品の添付文書は、薬事法に基づき作成された大切な医薬品情報源。一般の人が自分自身の判断で、適切かつ安全に薬を使用するために不可欠なものです。ですから、のむ前に確認し、その後も薬と一緒に保管するようにしましょう。
また、使い慣れた薬でも新しい情報が追記されている場合もありますので、ときどき確認するようにしましょう。添付文書の内容は分かりやすいよう工夫されていますが、理解できないところは、薬剤師に相談しましょう。

添付文書はどこから読めばいいの?

まずは「してはいけないこと」「相談すること」を確認して
-薬の正しい使用が、副作用の危険性を最小限に抑えます
添付文書の記載順には決まりがあり、まず冒頭に「使ってはいけない人」、「相談する人」など注意事項が記載されています。これらは、使用前に自分がその薬を使っても問題が起こらないかを見極めるための重要な情報源。副作用の可能性を最小限に抑え、自分を守るためにも、注意事項をしっかりと確認することが大切です。
「相談する人」の項目には医療的な判断が必要なケースが書かれています。特に、持病のある人、過去に副作用の経験がある人、ほかの薬を服用中の人は、必ず薬剤師に相談しましょう。

添付文書って、そのほかどんなときに必要?

医師や薬剤師の情報源にもなります
-改善傾向が見られない場合は、添付文書を持って相談を
用法・用量を守り、添付文書に書かれている一定期間服用しても改善傾向が見られない場合は使用をやめ、速やかに薬剤師や医師に相談するようにしましょう。薬剤師や医師は、その薬に「どのような成分」が「どのくらい」配合されているかといった情報をもとに判断をします。
同じブランドでもシリーズなどによって成分や配合量が異なることがありますので、正確な情報を伝えるためにも添付文書を持参しましょう。そのほか、のみ合わせなどの確認にも、服用中の薬の添付文書は有効です。

もっと薬が分かる Q & A

  1. 「15歳以上1回3錠」の場合、それ未満の子どもは何錠?
    添付文書に15歳未満ののみ方が書かれていない薬は、15歳未満の人は使ってはいけません。15歳未満の人が使ってもよい薬では、それぞれの年齢に合わせた量など使い方が書かれています。副作用を避けるためにも、自分自身の判断で誤った使用をしないよう、気をつけましょう。

  2. 添付文書の中に理解できないところがあるのですが…
    添付文書は一般の人に向けて分かりやすいよう工夫がされていますが、中には聞き慣れない言葉が出てくることも。これらは、これ以上分かりやすい言葉に置き換えることが難しい、または情報の正確さが失われる可能性がある用語。判断がつかない項目は読み飛ばさずに、薬剤師に相談するようにしましょう。