サプリメントと上手につき合おう

健康的な生活に欠かせない、バランスのよい食生活。
今回はその食をサポートするサプリメントとのつき合い方について解説していきます。

目次

データ解説

セルフドクターの読者アンケートの結果、食生活で日頃実践していることとして、約3割の人が「サプリメントや健康食品を活用する」と回答している。2009年冬に行った読者アンケートでは、食生活への高い関心とバランスのよい食生活の実践の難しさが浮き彫りとなっており、こうした課題解決の手段としてサプリメントを利用する傾向が見られる。一方で、読者からは「活用法が分からない」といったコメントも非常に多く寄せられている。

薬とサプリメントって何が違うの?

薬は病気の治療・予防
サプリメントは健康の維持・増進
医薬品の目的は、病気の治療や予防。有効性や安全性を確保するために国の厳しい審査があり、そこで承認・許可を受けて初めて製造することができます。
一方、サプリメントは健康の維持・増進が目的。健康によいと思われるものを錠剤やカプセル等にした物で、「食品」に分類されます。医薬品ではないことからも、厳しい審査はなく(特定保健用食品についてはこちらを参照)、効果も確かめられていないので効能・効果を表記することができません。

サプリメントってどんな役割があるの?

偏りがちな現代の食生活で足りない栄養素を補う役割を持ちます
ハーブ類もサプリメントに含まれることもありますが、一般的にサプリメントは日常の食事で足りない栄養素を補うためのもの。本来、バランスよく、適切な量を食べるという食生活を送っていれば栄養素は確保できます。まずは正しい食習慣を心がけることが重要です。
それでも食生活が不規則になりがちで、栄養がきちんと確保できていないという時にはサプリメントを利用するのも一案です。その際は、必要な栄養分を必要なだけ補うようにしましょう。

サプリメントのこと、誰に聞いたらよいの?

サプリメントと薬はのみ合わせの注意が必要です
サプリメントを選ぶ際の指標として、まずは現在の自分の健康状態や栄養状態を的確に把握することが大切です。その際、健康診断での検査結果を基に、現在の体調や食生活などを薬剤師に相談するのも1つの手です。
また、含まれる成分との相性によっては薬の作用を強めたり、弱めたりするだけでなく、重篤な副作用を引き起こすこともあります。普段から服用している薬がある場合は、サプリメントを使用する際にも医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

もっと薬が分かる Q & A

  1. 特定保健用食品(トクホ)とは何ですか?
    特定保健用食品は、有効性と安全性について国の審査を経て、どのような働きがあるかの表示が認められた健康食品。消費者庁の許可マークがつけられます。トクホでは、健康を維持・増進する効果や体の調子を整える成分のことを「関与成分」と呼び、その商品に適した人や、働きを具体的に表示することができます。

  2. サプリメントの選び方で気をつけることは?
    医薬品と違い、製造や品質管理などの多くの部分がメーカーに一任されているため、信頼できるメーカーを選ぶことが大切です。また、サプリメントの個人輸入は慎重にすること。日本とは衛生や安全の基準が違うため、日本では処方薬レベルの強い成分が入っていることも。偽物や他の成分を入れた製品など危険な物もあります。

  3. サプリメントに書かれている「目安量」って守るべき?
    サプリメントは、短期間に量を多く摂っても、効果が早く実感できるものではありません。1日の目安量を毎日続けて摂ることが大切です。過剰摂取すると危険な物もあるので、自己判断で摂取量を増減するのはやめましょう。また、体質に合わなかったり、具合が悪くなったりしたらすぐに使用をやめ、医師や薬剤師に相談してください。