Q05 どんな症状が出るの?

アトピー性皮膚炎は強いかゆみが続き、皮膚をかきむしると炎症を悪化させ、かゆみが強まる悪循環に陥るのが特徴。症状は年齢とともに次のような変化をします。
●乳幼児(生後まもなく~2歳)……顔や頭などにかゆみの強い赤い湿疹ができる。湿疹はやがて胸から胴、手首や足首に広がる。皮膚は湿っているため、ジクジクし(湿潤)、その後、かさぶたができることが多い。
●幼小児期(3~12歳)……乾燥してむずがゆくなる。腕や足の外側や背中に褐色または紅褐色の丘疹(半球状のもりあがり)が多発。ひじやひざの裏側の皮膚が厚く、ごわごわになる(苔癬化・たいせんか)。
●思春期・成人期……苔癬化がひどくなり、範囲が広がる。成人になると皮脂分泌が減少するため、再び乾燥状態になる。

1 乳児期……2~3ヶ月で発症。顔や頭部に赤い湿疹ができる。しだいに胸、腕、足へと広がって行く。
2 幼小児期……背中、腕、足の外側に丘疹ができ、ひじやひざの裏側が苔癬化していく。
3 思春期……苔癬化が悪化し、範囲も広がる。
年齢によって湿疹の現れ方が変わる
アトピー性皮膚炎とじんましんやかぶれの違いは?
アトピー性皮膚炎と間違えやすいのが、魚介類などを食べたことで起こるじんましんや、牛乳などが口のまわりについて真っ赤になるかぶれ(接触生皮膚炎)です。 どちらもアレルギー疾患ですが、じんましんは原因となる食品を食べるとすぐにアレルギー反応を起こし、皮膚の深い所(真皮)で、毛細血管から水分が外へしみ出て皮膚にむくみやかゆみを起こす病気。長くても24時間以内には消えるか、炎症が小さくなります。 かぶれは原因となる食品が皮膚に触れたために炎症を起こし、かゆみや赤いぶつぶつが出る病気です。あくまで皮膚の表面のみの反応で、多くは1週間くらいで自然に治ります。