Q11 病院での治療法は?

治療は年齢、性別、症状によって異なりますが、食事や運動など生活習慣の改善を中心に、必要に応じて骨量を増やす目的で薬を処方します。おもな治療薬は、次の通りです。

●活性型ビタミンD製剤……腸からカルシウム吸収を促進させ、骨へカルシウムを供給。高 齢者やカルシウムの摂取量が少ない人向き。
●エストロゲン製剤(ホルモン補充療法)……閉経などによって不足したエストロゲンを補 充。プロゲストロン(黄体ホルモン)製剤との併用が一般的。内服薬と貼り薬がある。
●カルシトニン製剤……カルシトニン(甲状腺から分泌されるホルモン)によって骨を壊すス ピードを抑える。鎮痛効果もある注射薬。
●ビタミンK剤……カルシウムの吸収をよくし、骨量を増加させる。
●ビスフォスフォネート製剤……骨が壊れるのを防ぐ薬として、以前から股関節形成術後の 治療薬として使われてきた薬で、1996年より骨粗鬆症の薬としても使われている。
●カルシウム製剤……炭酸カルシウムなどで不足するカルシウムを補う。医師が処方する薬 以外にも、市販の薬や栄養補助食品としてのカルシウムなどがある。
●イプリフラボン……骨が壊れるのを抑え、エストロゲンの作用を強めてカルシトニンの分 泌を促進させる。
●漢方療法……八味地黄丸(はちみじおうがん)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、牛車 腎気丸(ごしゃじんきがん)、加味帰脾湯(かみきひとう)など。

以前は活性型ビタミンD剤のみを使うのが一般的でしたが、最近は女性にはホルモン療法、 またはそれに活性型ビタミンD剤を併用する治療法が増えてきています。また、漢方薬よる 治療を行う医師も増えています。