Q01 痔ってどんな病気?

直腸と肛門は歯状(しじょう)線を境に分かれており、肛門は皮膚で、直腸は粘膜でできています。痔は大きく分けて、次の3種類に分類されます。

■ 裂肛(れっこう=切れ痔)
歯状線と肛門縁との上皮に傷ができるもの。便秘症の人が硬い便を無理に出そうとすると、刺激で切れやすい。便秘がちな女性に多い。
■ 痔核(じかく=いぼ痔)
痔でもっとも多いもので男女差はない。肛門の静脈がうっ血してふくらみ、塊のようになったもの。歯状線より直腸側にあるものを「内痔核」、肛門側にあるものを「外痔核」という。生まれつき肛門の粘膜や皮下組織が弱い人や、高齢者に起こりやすい。

■ 痔瘻(じろう=あな痔)
歯状線にある10個前後のポケットのような部分、「肛門小窩(しょうか)」に、大腸菌などの細菌が入り込んで炎症を起こし、モグラが穴を掘るように穴が広がり膿がたまる。進行すると肛門周囲に穴が貫通してしまう。原因は明らかにされていないが、男性に多い。