Q03 なぜ高血圧はさまざまな病気を誘発するの?

血圧が高いと全身の血管障害が生じ、脳や心臓、腎臓などに負担がかかり、さまざまな障害が起こりやすくなります。代表的な合併症と発生の原因は次の通りです。

■ 脳卒中
高い圧力によって、脳動脈壁が傷ついてコレステロールがたまると、動脈硬化が起こる。すると、脳の動脈が詰まって、末梢の脳組織が壊(え)死したり(脳梗塞)、細い動脈が破れて脳内で出血する(脳出血)。

■ 心臓病
血圧が高いと、心臓はより強い力で全身に血液を送り出そうと働くため、徐々に心臓の筋肉が肥大し(心肥大)、心臓に大きな負担をかける。その結果、心臓のポンプ力に障害が起こり心不全が生じたり、心筋の栄養血管(冠動脈)に障害が起こり、狭心症や心筋梗塞が生じやすくなる。

■ 腎臓病
腎臓の血管に動脈硬化が起こる(腎硬化症)と、血液をろ過して尿を作る機能が低下し、体内の老廃物を効果的に排出できなくなり、むくみも起こる。