Q01 疲労ってどんなもの?

まず、疲労は「実際の疲労」と「疲労感」の2つに分けて考える必要があります。さらに実際の疲労には、次の2種類があります。


●生理的疲労

人間は仕事や家事、余暇のスポーツなどの活動を行うと、必ず休養が必要になります。逆に、何日も休みなく活動を続けることができたら、人間は生命や健康を維持することができなくなるでしょう。疲労があるからこそ、人間はさまざまな刺激に順応し、日々安定した生活を送ることができるわけです。
つまり、人間が健康を維持するための防御反応が「生理的疲労」なのです。これには肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労も含まれます。

●病的疲労

病的疲労には、基礎疾患がはっきりしている疲労と、基礎疾患のない疲労があります。
1 基礎疾患がはっきりしている病的疲労……病気の症状として疲労が現れるもの。基礎疾患としては、心臓病、気管支ぜんそく、肝炎、貧血、代謝性疾患、筋肉疾患、各種の感染症、ガンなど。
2 基礎疾患のない病的疲労……「慢性疲労症候群(仕事や家事、スポーツなどによる活動量 と休養のアンバランスによって起こる)」、精神的な原因によるうつ病、スポーツによる「オーバートレーニング症候群」(過度のトレーニングによる弊害)などがある。