Q01 眠りのメカニズムは?

人間には生まれたときから自然にリズムを刻む「体内時計」が備わっているのです。体内時計は人間だけでなく、すべての生物が持っており、陸上で生活する生物には光(太陽の出と入り)が深く関与します。人間の場合、光が脳の「視交差上核(しこうさじょうかく)」に働きかけて体内時計が調整されることがわかっています。
さらに、人間の生体リズムに深く関わるのは2つの自律神経で、日中は体を活動的にする「交感神経」が優位になり、夜になると「副交感神経」にバトンタッチし、心身を休めて睡眠をとります。また、脳のもっとも奥にあり、脳に体の刺激を伝える「網様体(もうようたい)」も、睡眠と覚醒を担うといわれます。朝は光や音の刺激を網様体が脳に伝えるために脳が活動を開始し、夜になると網様体の働きが鈍るために脳が休息状態に入り、自然に眠くなるのです。