Q01 動脈硬化ってどんな状態をいうの?

コレステロールが血管の内壁に沈着する病変です

動脈は心臓から全身に酸素や栄養たっぷりの新鮮な血液を送る血管で、私たちの体でもっとも重要な生命線といえます。動脈はもともと弾力があり、血液がスムーズに流れるよう内壁がなめらかです。
動脈硬化とは血管が厚く硬くなり、内壁にコレステロールなどがたまって血液の流れが悪くなる病変のこと。進行すると脳や心臓、足などにさまざまな障害を起こし、生命に関わる危険さえあります。
動脈硬化の現れ方はおもに次の3つのパターンがあります。

(1) 粥状(アテローム)硬化……脳や心臓などの太い動脈の内膜にコレステロールなどが付着して、盛り上がった部分ができ、内皮から血栓ができる。そのために血管の内腔が狭くなり、血液の流れを妨げる。

(2) 細動脈硬化……脳・腎臓などの非常に細い動脈が硬化する。コレステロールとの関連はない。

(3) 中膜硬化……太い動脈の中膜が石灰化して硬くなる。高血圧、炎症などが原因で起こる。
なかでも圧倒的に患者数が多く、コレステロールとの関係が深いのが(1)の粥状硬化です。このQ&Aでは、おもに動脈硬化の中でも粥状硬化について話を進めていきます。