Q07 おしりのトラブルの原因は?

肛門は腸管の粘膜と、おしりのくぼみの皮膚がドッキングしてできたもので、異質のもの同士が接する複雑な部分。また、肛門には動脈と静脈が複雑に交わりながら走っており、血行が悪い部分です。にもかかわらず、便を排泄しなければならないのですから、トラブルが起こりやすいのは、いわば宿命的なことといえます。

胎児のとき、腸管がおしりに向かって下りてきて、同時におしりの皮膚にくぼみができます。

子宮内で胎児が成長するにつれて、腸管がさらに下りてきます。

妊娠8週から10週になると、下りてきた腸管とおしりのくぼみがくっつき、肛門ができます。

その接合部には「歯状線」ができます。歯状線より上が粘膜でできた腸管、したが皮膚でできた肛門になります。
おしりのトラブルに悩む人は3人にひとりといわれ、その症状は「痛み」、「出血」、「腫れ」、「かゆみ」。女性は便秘がちの人が多く、妊娠や出産によって悪化するケースもあるため、これらの症状に悩む女性は意外に多いのです。肛門周辺に起こる症状の総称が「痔」です。「痔は男性の病気」というイメージがあるようですが、患者数は男女半々くらいです。「裂肛(切れ痔)」、「痔核(いぼ痔)」、「痔瘻(あな痔)」が全体の約9割を占めています。