Q05 病院ではどのような検査や治療をするの?

詳しい問診、血中ホルモン量の検査などで診断

まず、月経の状態をはじめ、いつからどんな症状に悩まされているか、過去や現在の病歴、ストレスを招く環境などを詳しく問診。更年期障害が疑われる場合、血中ホルモン量の検査をします。
次に婦人科検診を行い、内診で腟の様子(潤い)、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫の有無を調べ、細胞診などで子宮がん(頸がん、体がん)のチェックをします。エストロゲンの急激な減少によって閉経後、骨粗しょう症にかかる女性が非常に多いので、予防のために骨量の測定も欠かせない検査です。また、年齢的に乳がんにも注意が必要です。自己検診は早期発見に役立ちます。日ごろから自分でしこりがないかどうか触ってチェックしておきましょう。検診を受ける際は触診以外の超音波検査、年齢によってはマンモグラフィー(X線検査)をする場合もあります。
検査を面倒がったり、恐れる人もいますが、更年期は生活習慣病などが発症しやすい年齢ですから、全身をチェックするよい機会と考え、ぜひ検査(コレステロール値を調べる血液検査など)を受けてください。地域の検診や職場の検診を利用するのもよいでしょう。

ほかの病気がなく、更年期障害と診断されたら、症状に応じて次のような治療を行います。

薬物療法 :ホルモン補充療法と漢方療法、自律神経調節剤・向精神薬の3つが中心。

カウンセリング:不安やうつ状態、不眠などが強い場合や心理的な問題が症状を悪化させている場合などは心のケアを行う。

生活改善法のアドバイス:簡単な体操、自律訓練法、音楽療法など、心身ともにリラックスできる生活法などをアドバイスする。